年齢から自由に生きていたい。そのほうが断然、楽しい。

メイクとファッションで女性たちのきれいを応援している母と娘。美のエキスパートである2人が、どんな毎日を過ごしているのか、聞いてきました。

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撮影・青木和義　構成＆文・越川典子

「自分を大事にすると、見た目より、まず心が変わります。」（ちがやさん）「過去に縛られない。常に今が自分の旬と思って生きてほしい。」（サチコさん）

（写真右）トータルビューティデザイナー
美木ちがや（みき・ちがや）さん●母とともに「KAWABELAB.」を主宰。ヘアメイク、スタイリングとマルチに活躍。2人の息子の母でもある。『HAPPY AGEING』など共著多数。
（写真左）トータルビューティクリエイター
川邉サチコ（かわべ・さちこ）さん●大人のトータルビューティサロン「KAWABELAB.」主宰。国内外のコレクション、広告、映画などで活躍してきたヘアメイクの実力者。

年齢を感じさせないファッションとメイクが、SNSで大注目を集めている川邉サチコさん84歳、美木ちがやさん59歳。2人は母娘であり、またプライベートサロン「KAWABELAB.」のパートナーでもある。

「あら、年齢も書くの？考えたこともないのに」と笑うサチコさんを評して、ちがやさん「彼女のモットーは、今が常に人生の旬、ですから。年齢にとらわれず、より楽しいほう、よりかっこいいほうに進化し続けています」と話す。今やサチコさんのシンボルになっている髪の色も、プラチナブロンドにしたのが70代だという。しかも人生初のロングヘア！

「以前のヘアを『もう、イケていない』と一刀両断にアドバイスしてくれたのがちがやさんでした（笑）。彼女は時代の風を読むのが得意。いつも的確な指摘をくれるのでありがたい存在です」

ちがやさんは大型犬2頭とともに、1日2、3回の散歩が日課。「筋力、体力もつきます」

そんな2人の、元気でいる秘訣を教えてください。

「ちゃんと眠る、食べる、動く。土台作りにはこの3つが基本。サプリメントや定期的な健診などのセルフケアも欠かせません」（サチコさん）

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したいことをするために元気でいる必要がある。

2人には、最近、新しい朝の習慣ができた。大豆からできた発酵成分エクオール含有食品「エクエル」だ。大豆製品を食べて腸内でエクオールが作られるかどうか調べたところ、サチコさん、高レベルで作れることがわかった。比べて、ちがやさんは、ほぼゼロ。
「がっかりです。わかってから、毎日摂っています」（ちがやさん）
「私は、毎日納豆やお豆腐を食べられないこともあるので、ちがやさんと一緒に摂っています」（サチコさん）
こうした小さな努力の積み重ねが、今の自分たちを支えてくれていると実感すると2人は話してくれた。

1日4粒目安、いつ摂ってもよい。2人は朝食前、白湯とエクエルを摂るのが習慣。「女性の健康と美に特化しているのがうれしいですね。長年研究を続けている会社の製品だから安心できます」（ちがやさん）

「私たちは、お客様にビューティアドバイスをしているのですが、メイクやファッションで何が変わるかというと、見た目じゃない。心、気持ちが変わるんです。だから私も、大変なときほど笑って気持ちを持ち上げるようにしているんです」（ちがやさん）

週に2、3回の水泳が、サチコさんの長年の習慣。 1回1㎞泳ぐことも。毎日のウォーキングも欠かさない。

気が重いときには、真っ白な新品のTシャツを着るだけでも違う。

「天気が悪くなったら明るい色の服にするなど、日に何度か着替えることも。それも自分のため」（ちがやさん）

「そうよ。メイクもおしゃれも自分のためよ。何歳になっても、したいことをする。伝えたいことはちゃんと伝える。今あるこの時間こそ大事なんだとわかってほしい。ほら、ふと鏡を見て、元気でおしゃれな自分がいれば気分がいいじゃない。ついでに周りの人も楽しい気持ちになってくれれば、なおよいと思わない?」（サチコさん）