膣まわりのセルフケアってどんなことをするの? と戸惑う人も多いかもしれない。
日本では“陰部”という呼び方が示すように、悩みがあってもオープンに話しにくく、我慢してやり過ごさなければいけないかのような認識だったのだから、その反応も当然だ。
「20年以上前にフランスで学んだとき、性科学が重視されていることに驚きました。食や睡眠と同じように、性も生活の質を左右する大切なもの。膣ケアは、健康のためにごく普通のことと捉えられていました」と、植物療法士の森田敦子さん。
婦人科の医師が膣外陰部のオイルマッサージを指導することも、フランスでは当たり前だったそう。
「日本でもフェムケアという言葉が浸透してきました。膣をケアする習慣もより一般的になっていくと思います」