からだ

若見えは〝筋肉〟がモノを言う!顔筋ほぐしで、たるみ悩みを解決。

  • 撮影・黒川ひろみ 文・黒澤 彩

(悩み)アゴの下のたるみ

【アゴの下のたるみをすっきりさせる。】

気がついたら以前よりも、アゴの下の肉がもったりしていて、このままでは二重アゴになりそう! 「マスクの下で油断しやすく、もっともたるみやすいのがアゴまわりのフェイスラインです。人差し指と親指でアゴをしっかり挟み、指が開かないように固定したまま、しっかりリフトアップしていきましょう」

アゴから耳の下にかけてのフェイスライン。横から見たときに目立つラインなので、さまざまな角度からチェックを。

親指の腹、人差し指

(1)アゴの中心からスタート。曲げた人差し指と親指でぎゅっと挟む。

(2)アゴの肉を削るイメージで耳まで引き上げる。1〜2を3回行う。

(悩み)目まわりのシワ

【下まぶたのたるみとくぼみを目立たなく。】

「家でスマホやPCの画面を見る時間が増えたことで、目のまわりのお悩みも増えています」。下まぶたがたるんできたり、目の下のくぼみに細かいシワができることも。目のまわりのたるみの原因となるのは脂肪。この脂肪を引き上げてふっくらさせる、人差し指を使ったマッサージがこちら。中指と薬指は添える程度に。

目のまわりを囲む眼輪筋と、目頭から小鼻、上唇へとつながる上唇鼻翼挙筋を刺激。脂肪を引き上げ、老廃物を流す。

人差し指全体

(1)人差し指の親指側の側面を鼻の横から頬にぴったり密着させる。

(2)目の下のくぼみまで、密着させたまま軽い力でゆっくり引き上げる。

(3)人差し指の腹で目尻の上まで引き上げ、3秒固定。1〜3を3回行う。

(悩み)目立つほうれい線

【鼻まわりの目立つほうれい線を消す。】

マスクをして話すときは、口の動かし方も小さくなりがち。表情筋を使わずにいると、ほうれい線が深くなってしまう。「ほうれい線の上端、鼻まわりからケアします。力を入れ、形状記憶させるように耳の際までゆっくり動かして。密着させる手技はエステの基本でもあるので、ぜひマスターしてください」

頬骨の位置にある筋肉・頬骨筋と、頬の下のえくぼができる部分・笑筋の両方を一度に引き上げるイメージで。

親指から人差し指の内側

(1)人差し指を鼻の脇、親指をアゴの下に当て、「やっほー」の形に。

(2)人差し指に力を入れて肌に押し込みながら、ゆっくり引き上げる。

(3)耳横まできたら、そのまま3秒固定する。1〜3を3回行う。

(悩み)下がった口角

【下がってしまった口角を上向きに。】

口まわりがマスクで隠れているので、笑顔の作り方を忘れてしまいそう。下がってしまった口角を上向きに戻すには? 「人差し指の第2関節を使って、ぐっと力を入れるマッサージを。口角は顔の印象を左右する大事な部位。マスクから解放されるときを今から想像して、普段から口角を上げるように意識しましょう」

口のまわりを取り囲む口輪筋。唇を開いたり閉じたりするたびに使う筋肉で、ここが衰えると如実に口角が下がる。

人差し指の第2関節

(1)人差し指を丸めるようにしっかり曲げ、第2関節を口角に当てる。

(2)強く押しながら鼻近くまで引き上げて3秒固定。1〜2を3回行う。

\プラスワンエクササイズ/

朝夕の声出し習慣を!

大きな声を出すと、表情筋をよく動かすことができて口角も上がりやすくなる。「え〜」と声を出すのを5秒間×2回。毎日、朝夕の習慣にするのが服部さんのおすすめ。

服部 恵

服部 恵 さん (はっとり・めぐみ)

美筋エステティシャン

エステサロン「パールケイ」代表。一度で結果の出るハンド技術に定評が。著書に『即効!若見え 顔筋ほぐし』(河出書房新社)など。

『クロワッサン』1064号より

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