からだ

血流を促進して頭皮を健康にするためのマッサージや食習慣、エクササイズ。

  • 撮影・青木和義 イラストレーション・イオクサツキ

気巡りと血巡りをよくすれば髪は確実に変わってきます。

「体は全て繋がっています。髪は血余とお話ししたとおり、全身に巡る血が最後に行く場所が髪だと考えれば、体を動かすことが頭皮に影響することも理解してもらえると思います」

東洋医学では、血と気が血管の中を巡っていると考えられていると余慶さん。

「やる気、元気の気が血を押し流しているというイメージで考えてください。この気がバランスよく全身に回らずに、偏って頭のほうに行きすぎると、下半身の血流が悪くなり指先、足先は冷えてきます。現代人は頭だけを酷使し、気巡りと血巡りが悪くなりがち。そこでおすすめしたいのは、太極拳の考え方を取り入れて考案した、簡単な体の動かし方。日々の生活の中でできるので、ぜひ気分転換したいときに行ってみてください」

かかと落としで心身をリラックス。

(1)両足を肩幅に広げて立ち、肩の力を抜く。かかとを持ち上げて、つま先立ちをし、5秒ほどそのままキープする。

(2)かかとをどんと床に落とし、全身にじわっと伝わる振動が落ち着くまで、そのままの体勢で待つ。1、2を何度か繰り返す。

翼のストレッチで全身の血流アップ。

両足を肩幅に広げて立ち、両腕を水平に伸ばす。肘の内側が天井を向くように腕をねじり、次に反対側にねじる。手のひらだけでなく、肩甲骨から動かすように行う。

体側伸ばしで血巡りを実感して。

(1)両足を肩幅に広げて立ち、両手を頭の上で組んで手のひらを天井に向ける。肘の内側を耳につけるようにしながら背骨も伸ばすような気持ちで手を高く伸ばす。

(2)両腕を伸ばしたままゆっくり上半身を右に傾ける。心地よいところで5秒キープしてから、ゆっくりと体を正面に戻す。左側も同様に、それぞれ5回ずつ行う。

頭皮は食べたものの影響が顕著。 毎日必ずタンパク質を。

「脂っぽいものを食べれば頭皮は脂っぽくなり、タンパク質を摂らなければ頭皮は痩せてきます。髪の約8割はタンパク質、さらにその8割がケラチンという物質からできています。毎食必ず良質なタンパク質を摂ることを心がけましょう」と余慶さん。

よく言われることながら、魚、卵、肉、大豆など様々な種類を偏りなく取ることが結局体にも頭皮にも効果的だという。

「特に注目は、血の材料にもなる亜鉛と鉄が豊富な牡蠣。また、ネバネバ成分フコイダンを含む海藻類は毛母細胞に働きかけます。薬膳の視点からは、赤や黒の食物、黒ごまや黒豆きな粉、くこの実やベリーなども血流アップのためにおすすめです」

積極的に取りたい、美髪食材。

血流をよくする脂肪酸、オメガ3を持つくるみ、ミネラルや鉄など栄養満点のくこの実はおやつ代わりに。

牡蠣はこれからの季節が旬で、美髪には効果的な食材。もずくやわかめなどの海藻も一日1回食事に取り入れたい食材の一つ。

余慶尚美

余慶尚美 さん (よけい・なおみ)

ヘアケアリスト(毛髪診断士)

「美巡(びじゅん)」をテーマに、美容や健康に関わる商品開発の企画監修を担い、メディアで活躍。著書に『髪トレ』(主婦の友社)がある。

『クロワッサン』1058号より

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