以前は自分で髪を切ることもあったというイラストレーターの平松昭子さん。
しかしある失敗がトラウマとなり、セルフカットを封印していたのだそう。
「衿足のあたりで一つにまとめた時にレイヤーを入れている前髪を後れ毛として顔周りに少し残すスタイルが好きなのですが、ちょっとでも伸びてくると印象が重たくなってしまうため、自分で切ってみたら大失敗。まるで子どもが切ったかのようなパツッとした不自然なカットラインに……。はさみを縦に入れたり毛先をすいたり、いろいろと手を施してみたのですが、どんどん短くなるばかりで結局断念しました」
それ以来、カットはサロンでと決めている平松さん。しかし、締め切り前など、家から出られない期間が悩みの種。そこで再びセルフカットに挑戦すべく、失敗しない秘訣を美容師の砂原由弥さんに聞いた。
「まずは切る前に、理想の完成形とカットする長さをしっかりイメージすることが大切です。そして仕上がりが想定していたラインより短くなったりしないためにも、髪は濡らさず、引っ張らないように注意してください。髪は摩擦が起きやすい毛先から傷んでくるため、1ミリずつでもいいのでこまめに毛先を切ることで、高価なトリートメントをするよりも手軽に美しさをキープできるメリットもあります」
セルフカットに必要な道具は、どれも簡単に手に入る以下の6つのみ。準備が整ったら、早速スタート!