歩幅65.1cmで、腰痛知らず。ストレッチや運動で歩幅を広げましょう。
腰痛に関しても然り。大きな歩幅の確保は腰痛予防につながる、と整形外科医の平尾雄二郎さん。
目標は最低65.1cm。ストレッチや背骨の運動でご覧の通り、歩幅は驚くほど広がります。
撮影/角戸菜摘 文/石飛カノ ヘアメイク/村田真弓 スタイリング/高島聖子
【ストレッチ&エクササイズで歩幅がアップ。65.1cmを軽々クリア!】
動きや姿勢の特徴がわかったところで、歩幅を広げ、腰痛予防にもなる万人共通のストレッチを実践。
「まず、腸腰筋(ちょうようきん)という股関節の前側にある筋肉を伸ばします。ここが硬いと骨盤や背骨の動きが悪くなり、歩幅が狭くなるんですよ」
続いて、壁に手をついて太ももの前の筋肉のストレッチ、脚をクロスして上体を倒し太ももの外側の筋肉を伸ばす。3歳から中学生までバレエを習っていた影木さん、腕の動きがとてもキレイ。でも感想は、
「うーん? ももの外側というよりウエストが伸びてるような気が」
「伸びてるように見えますけどねぇ(残念そうに)。太ももの外側は柔らかいのかもしれないですね」
そして、床に座って大臀筋(だいでんきん)のストレッチ。
「? お尻が伸びるというより、脚が痛いです」
「骨盤が横に逃げているので真正面に向けましょう」
「あ、本当だ。伸びました!」
オプションとして、猫背姿勢で背中が硬い影木さん用エクササイズ。
「肩と胸を開くコブラのポーズで正しい姿勢を覚えてください。肩峰と大転子(だいてんし)(股関節横の出っ張り部分)が一直線になればOKです」
仕上げは床に手をついて背骨全体のストレッチ。
「言われてみれば背中が伸びてます。猫背なのでこれは習慣にしていくようにします!」
で、前ページ(After)の写真を再びご覧あれ。歩幅が格段に広がりました!
基本の歩幅改善ストレッチ
「腸腰筋のストレッチです。」(平尾先生) 「足の裏を全部台に乗せるんですね。」(影木さん)
「うーん、ウエストが伸びてる気が?」
「片脚立ちでバランスとるのは得意!」
「骨盤をまっすぐ正面に向けましょう。」(平尾先生) 「こうすると伸びてる気がします。」(影木さん)
猫背さん向けエクササイズ
「肩から大転子がまっすぐになるように。」(平尾先生) 「こうですか?」(影木さん)
「背中が伸びてるのを感じますか?」(平尾先生) 「そう言われてみれば…。」(影木さん)
【歩幅広げてみました。by影木栄貴】
『Dr.クロワッサン 歩幅65.1cmで、腰痛しらず。』(2019年3月5日発行)より。