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太りにくい炭水化物?レジスタントスターチを美味しく食べる、冷製パスタのレシピ。

ダイエットの天敵と思われてきた炭水化物に含まれる「消化しにくい」デンプン、レジスタントスターチ。冷めると増える特徴があり、ダイエットの救世主として注目されています。おいしく採れるレシピをご紹介。
  • 撮影・岩本慶三(食材)青木和義(料理) 文・葛山あかね

冷めた炭水化物がご馳走に。主菜&副菜も摂れる〝痩せプレート〟。

冷製パスタ

パスタは芯にこそレジスタントスターチが豊富に含まれているため、アルデンテにゆでるのが基本。生パスタではなく乾麺を選ぼう。

「冷製にすると味がぼやけがちですから、ゆでる湯1リットルに対して小さじ2の塩を加えて、パスタに塩味を入れておくと輪郭のある味わいに。また、ゆでた後、水分をきちんときると味が絡みやすくなります」(料理家の牛尾理恵さん)

【ガスパチョ風ソース】パスタにソースをまとわせ、爽やかで軽やかな味わいに。

【ポイント】すぐにソースで和えない場合は、パスタにオリーブ油少々を加えて絡めておくとくっつきが防げる。

一皿で満足できるよう、夏野菜とたこはゴロゴロとした角切りに。爽やかなディルの香りとレモンの酸味が味わいを引き締めてくれる。

【材料(2人分)】
スパゲッティ160g
ゆでたこ120g
紫玉ねぎ1/4個
きゅうり1/2本
黄パプリカ1/2個
にんにく1かけ
オリーブ油大さじ1
レモンの搾り汁大さじ1
塩小さじ1/2
こしょう少々
タバスコ適量
ディル2本

【作り方】
1.スパゲッティは塩(分量外)を加えた熱湯でゆで、冷水にとって洗ってから、水けをきる。
2.ゆでたこは1cm角程度に、紫玉ねぎ、きゅうり、黄パプリカ、にんにくは粗めのみじん切りにする。
3.2にオリーブ油、レモンの搾り汁、塩、こしょう、タバスコを加えて混ぜ合わせる。
4.1、3を混ぜて器に盛り、ちぎったディルを散らす。

【なすとツナ】サラダのように和えるだけ。ツナの 汁がドレッシング!

【ポイント】ペーパーなどでパスタの水気をしっかり拭うこと。調味料ののりがよくなり、味がぼやけない。

使うのはノンオイルタイプのツナ缶。汁を余さず使うことで余計な調味料を加えずとも味わい豊かに、油の使用量も最小限に抑えられる。

【材料(2人分)】
ペンネ160g
なす2本
オリーブ油大さじ2
サラダ玉ねぎ1/2個
ツナ(ノンオイル)1缶
バジル4〜6枚
レモンの搾り汁小さじ2
塩小さじ1/3
こしょう少々

【作り方】
1.フライパンでオリーブ油を熱し、1cm厚さの輪切りにしたなすを焼く。両面をよく焼き、柔らかくなったら、粗熱をとる。
2.ペンネは塩(分量外)を加えた熱湯でゆで、冷水にとって洗ってから、水けをきる。
3.サラダ玉ねぎは縦半分に切り、繊維を断つように薄切りにする。
4.1、2、3、ツナ、ちぎったバジルを、レモンの搾り汁、塩、こしょうで和える。

牛尾理恵

牛尾理恵 さん (うしお・りえ)

料理家

栄養士、フードコーディネーター。体に優しいヘルシーな料理や忙しい人でも無理なく作れるバランスのよいレシピを提案。

『クロワッサン』1049号より

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