からだ

疲労回復には6時間以上の睡眠、その理由とは?【疲れない睡眠のコツ】

その日の疲れはその日のうちにとることが、 疲れをためないための鉄則。 その早道のひとつが、睡眠の質を高めること。 眠り方のコツを、東京 疲労・睡眠クリニックの梶本修身さんに聞きました。
  • イラストレーション・松元まり子 文・佐野由佳、小沢緑子

睡眠は「6時間以上」しっかりとる。

睡眠不足が日常化すると疲労がどんどん蓄積されていきます。多少の個人差はありますが、睡眠時間は「6時間以上」が目安です。

日中に仕事や運動をしたり、紫外線を浴びると、大量の活性酸素と「疲労因子FF」という物質が発生し、これが疲労感をもたらします。

疲労因子FFが生じると、それに反応して「疲労回復因子FR」が現れ、疲労因子FFを減らすと同時に、酸化ストレスで傷ついた細胞を修復していきます。

この反応は24時間、行われていますが、活発に活動している間は疲労因子FFが出続けるため、リカバリーが追いつきません。

細胞の回復が進むのは、日中と比べて疲労因子FFの数が減る睡眠中です。睡眠には、浅い「レム睡眠」と、深い「ノンレム睡眠」があり、一定の周期で切り替わっています。

疲労回復因子FRの働きを促して疲労をとるには、深い眠りが3~4回あるのが理想とされるため、最低でも6時間は必要なのです。

梶本修身

監修

梶本修身 さん (かじもと・おさみ)

東京疲労・睡眠クリニック院長

1962年生まれ。医学博士。2016年、「一人でも多くの疲労に悩む人を救いたい」と、東京疲労・睡眠クリニックを開院。穏やかな物腰と的確な診察が信頼を集めている。著者多数。

『Dr.クロワッサン 新装版 疲れないコツ』(2019年7月29日発行)より。

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