からだ

寝酒はNG!疲れないお酒の飲み方とは?

毎日の食事の ちょっとしたコツを知っているだけで、疲れを感じることが減っていくはず。東京 疲労・睡眠クリニックの梶本修身さんに話を聞きました。
  • 撮影・水野昭子 イラストレーション・松元まり子 文・佐野由佳、小沢緑子

寝酒は眠りを浅くする。

ほろ酔い程度ならリラックスできるので、お酒にも疲労回復の効果が期待できます。ただし、寝酒は逆効果になるのでNG。

お酒の力で寝たつもりでも、それはただ〝ひどく酔って倒れ込んで寝ている〟のと同じこと。

麻酔で眠っているような状態なので眠りが浅くなり、翌朝も疲れが残ってしまい逆効果に。しかもアルコールが分解されるときに交感神経が刺激されて覚醒し、途中で目覚めてしまうこともしばしば。

そのまま眠れなくなることが多いため、ますます疲れがたまるという悪循環となってしまいます。

飲むなら寝る直前ではなく、3~4時間くらい前までに。クエン酸効果が期待できる梅干しや生のレモンを搾った酎ハイを1杯か、ポリフェノールが豊富な赤ワインを小さなグラス2杯程度にとどめましょう。

アルコールを適量飲むことによるリラックス効果と、抗酸化作用のある成分を摂ることで、疲れがやわらぐダブルの効果が期待できます。

梶本修身

監修

梶本修身 さん (かじもと・おさみ)

東京疲労・睡眠クリニック院長

1962年生まれ。医学博士。2016年、「一人でも多くの疲労に悩む人を救いたい」と、東京疲労・睡眠クリニックを開院。穏やかな物腰と的確な診察が信頼を集めている。著者多数。

『Dr.クロワッサン 新装版 疲れないコツ』(2019年7月29日発行)より。

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