からだ

スタミナ料理は、かえって疲れる?【疲れない食事のコツ】

毎日の食事の ちょっとしたコツを知っているだけで、疲れを感じることが減っていくはず。東京 疲労・睡眠クリニックの梶本修身さんに話を聞きました。
  • 撮影・水野昭子 イラストレーション・松元まり子 文・佐野由佳、小沢緑子

スタミナ料理は、かえって疲れる。

「食べると疲れがとれるのは、にんにく料理や焼肉、うなぎといったスタミナ料理!」と思い込んでいませんか。

こってりとした料理は消化をするのも大変なら、吸収するのも大変。胃腸にとってしんどいことは、コントロールする自律神経にとってもしんどいこと。かえって疲れがたまってしまいます。

疲れているときには消化のいいものを食べて、胃腸を休ませるほうが効果的です。

栄養ドリンクも、残念ながら疲れをとる効果はありません。配合されているビタミン、アミノ酸、タウリンなどの成分に、疲労回復効果が臨床試験によって実証されたものはないからです。

飲むと疲れが吹き飛んでスッキリするように感じるのは、わずかに含まれるアルコールやカフェインのせいで、眠気が覚めて気分が高揚するから。要するに、お酒やコーヒーを飲んでテンションが上がるのと同じこと。

一時的に疲れをごまかしているだけで、根本的に疲れがとれるわけではありません。

梶本修身

監修

梶本修身 さん (かじもと・おさみ)

東京疲労・睡眠クリニック院長

1962年生まれ。医学博士。2016年、「一人でも多くの疲労に悩む人を救いたい」と、東京疲労・睡眠クリニックを開院。穏やかな物腰と的確な診察が信頼を集めている。著者多数。

『Dr.クロワッサン 新装版 疲れないコツ』(2019年7月29日発行)より。

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