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贅肉ナシ! の料理家が考案、筋肉を減らさずに痩せるスープ。

贅肉ナシ!の料理家、牛尾理恵さんに、筋肉を作るのに欠かせないたんぱく質スープのレシピを教わります。多めに作っておけば運動後すぐにタンパク質を補充できます。

撮影・黒川ひろみ 料理製作、スタイリング・牛尾理恵

筋肉を作るのに欠かせない たんぱく質スープ。

運動に加え、体づくりで重要な役割を担うのが食事。

「たんぱく質が必要不可欠ということは、みなさんご存じかと思いますが、効率的に筋肉を作るためにはビタミンやミネラルなども同時に摂りたいもの」

そこで、たんぱく質をメインに様々な栄養素をバランスよく取り合わせた“筋肉”スープのレシピを教えてもらった。

「たんぱく質を含む食材は複数組み合わせるといいですよ。痩せたいなら、脂質はなるべく控えましょう。お肉なら赤身、脂肪の少ない部位を選んで。私はスーパーで見比べて脂肪の少ないパックを吟味します(笑)」

スープは多めに作っておけば、運動後すぐにたんぱく質を補給できる。なにより、温かいから代謝もアップ。そんなスープの利点を最大限に生かして、健康で引き締まった体を目指そう。

たんぱく質たっぷりスープ

贅肉ナシ! の料理家が考案、筋肉を減らさずに痩せるスープ。

鶏肉に豆腐、卵と良質なたんぱく質をふんだんに。シンプルな味付けなので、アレンジも自由自在。

【材料(4人分)】
皮無し鶏むね肉(またはささみ)200g
木綿豆腐200g
2個 
白菜150g
しいたけ4枚
万能ねぎ(小口切り)適量
塩小さじ1
こしょう少々
しょうゆ大さじ1
A[鶏がらスープの素小さじ2 水1200ml]

【作り方】
1.鶏肉は細切りにする。木綿豆腐はしっかり水切りをして半分に切り、さらに厚みを半分にして端から棒状に細切りにする。白菜は4cm幅に切ってから5mm幅の細切りにする。しいたけは薄切りにする。
2.鍋でAを温めて1を加え、中火で5分ほど煮る。
3.塩、こしょう、しょうゆで味を調え、溶いた卵を回し入れる。
4.器に盛り、万能ねぎを散らす。

温めたたんぱく質たっぷりスープ半量に、市販のもずく酢2パックを加えてさっと火を通す。器に盛り、好みでラー油、白ごまをかける。
温めたたんぱく質たっぷりスープ半量に、市販のもずく酢2パックを加えてさっと火を通す。器に盛り、好みでラー油、白ごまをかける。

<基本のスープの組み立て方>

(1)たんぱく質の多い食材を複数組み合わせる。

筋肉の約8割がたんぱく質からできている。効率的に筋肉を合成するには、異なる種類の食材を組み合わせて摂ることが有効。

【たんぱく質を含む食材】肉、魚、豆、卵、乳製品など

(2)鉄分、カルシウムの摂れる食材も加える。

骨や血液を作るために必要なのが、鉄とカルシウム。不足しやすい栄養素なので、意識してスープに取り入れたい。

【鉄分を含む食材】レバー、貝類、赤身の肉や魚、大豆製品、緑黄色野菜など【カルシウムを含む食材】乳製品、小魚、ひじき、大豆製品、緑黄色野菜など

(3)発酵食品、食物繊維も忘れずに。

腸内環境が整うと、食べたものが無駄なく消化吸収される。善玉菌を増やす発酵食品、善玉菌のエサとなる食物繊維もスープに加えて。

【発酵食品】みそ、しょうゆ、納豆、ヨーグルト、チーズなど
【食物繊維を含む食材】きのこ、豆、こんにゃく、ごぼうなど

  • 牛尾理恵

    牛尾理恵 さん (うしお・りえ)

    料理研究家、栄養士

    病院での食事指導、料理の製作会社勤務などを経て独立。著書に『究極ずぼらウマいレシピ』『40歳からカラダを変えた料理家の筋肉を作る最強メソッド』(監修・清水忍)

『クロワッサン』1037号より

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