「洗髪後はドライヤーで素早く乾かすことが最も大切」(大谷さん)。頭皮は湿った状態が続くと雑菌が繁殖しやすい。「また、濡れた髪はキューティクルが開いた状態で内側から水分がどんどん蒸発します。自然乾燥させずに、強い温風で一気に乾かすとキューティクルがキュッと閉まり、ツヤが見違えます」
からだ
プロに教わる基本の髪の乾かし方。この工夫でツヤが見違える!
毎日の洗髪、ブロー、ブラッシングの方法を少し見直すだけでも、髪のツヤは見違える。その基本を髪のプロ、大谷猶子さんに聞いた。
- イラストレーション・酒井真織 文・小沢緑子
[乾かし方]髪のツヤを左右する一番のプロセス。ドライヤーの強い温風で一気に乾かして。
[STEP 1]髪はこすらず、挟み込んでタオルドライ。

濡れた髪は刺激に弱い。「タオルでこすると摩擦でキューティクルが剥がれ、傷ついてしまいます。髪をタオルで挟んで両手で押さえながら水分を吸い取ってください」(大谷さん)

ヘアオイルは髪の下側、3分の2くらいまで。
「ヘアオイルなどのアウトバストリートメント剤は全体につけず、髪の下側3分の2くらいまで」。時間が経つと頭皮から皮脂が出てくるので、根元にはつけなくてもよい。
[STEP 2]ドライヤーは頭に垂直に向ける。

乾かすときは頭皮から。「ドライヤーは頭に垂直に向けます。髪の根元、中間、毛先の順に乾かすと、うろこ状に重なるキューティクルが整うため髪にツヤがアップします」

頭の半分ずつ、集中的に乾かす。
「全体を少しずつより、最初は右側、次は左側という具合に頭を半分に分けて集中的に乾かす方法がおすすめ」。一気に乾かしたほうが、指通りもなめらかになる。
[STEP 3]乾いたと思ってから、3分長くブロー。

「乾いたかなと思っても、頭皮に水分が残っていることは多い。その水分を吸って髪が広がるのを防ぐために、仕上げで3分長く乾かして」。最後は冷風をあてて髪を落ち着かせる。
『クロワッサン』1033号より

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