からだ

テレワーク疲れにも最適な椅子机まわりの10秒ストレッチ。

短時間で体をゆるませ、体の痛みや不調をケアする「10秒ストレッチ」で注目されているのが柴雅仁さんに、デスク作業でこりがちな部位に効果絶大の椅子を使った伸ばし運動を教わります。
  • 撮影・岩本慶三 文・一澤ひらり 協力・一般社団法人 体軸コンディショニング協会監修クロスポイント(R)

座った姿勢でのパソコン作業が続くと、肩や首、お尻まわりがこったり、疲労がたまりがち。

「肩こりなど痛みの原因のほとんどは、体の表面にあるアウターマッスルの使い過ぎなんです。体の深層のインナーマッスルをちゃんと使えば、関節の動きがスムーズになって体がラクになります」

そのためには、ストレッチをする前に、動かしたい関節や、クロスポイントと呼ばれるインナーマッスルを刺激するツボにあたる部分を触ったり、さすったりする。すると、固まった筋肉がゆるんだり、インナーマッスルの働きが高まるため、筋肉のバランスが整ってくるという。

「ストレッチ効果も飛躍的に高まり、体が動かしやすくなります」

肩こりは脇をさすって解消!

1.脇の下さすり+肩回し

肩の位置を下げてこり知らずの体に。

1.椅子に座り、腕を上げ、脇の下に手を当てる。手のひら全体で脇のあたりを上下にさする。摩擦で熱くなるまでさすろう。

2.腕のつけ根にあるクロスポイントを親指以外の指でグッと押さえる。肩こり解消には脇の下を刺激するのがポイント。

3.クロスポイントを押さえたまま、腕を回す。前に5回、後ろに5回、大きく回して肩をゆるませる。反対側も同様に。

2.脇の下+鎖骨の間さすり

“ダブルさすり”で、首まわりを一挙にほぐす。

1.椅子に座り、腕を上げて、脇の下に手を当てる。手のひら全体で脇のあたりを上下にさする。左右両方とも行う。

2.鎖骨の間を上下にさする。これを行うことで、どの部分を使ってストレッチするのかを体に認識させることができる。

3.両手を頭の後ろで組み、脇を締めて鎖骨の間を支点に頭を前に倒す。力まかせにせず、腕の重みで首の後ろを伸ばす。

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