知らないうちにコリをためてしまっている……!? 昼の4つの習慣──そんな人にこそストレッチ
イラストレーション・中村久美 文・若山あや
1. 早食いだ
咀嚼をしない早食いは、口周りの筋肉を使わずたるみの原因に。食べ物を大きいまま飲み込むことで胃腸に負担をかけ、代謝が悪くなりむくみや便秘を引き起こす。また、おにぎりやパンだけの単品の食事は栄養不足になり、筋肉を減らし代謝を下げることにも。
2. ひとつの姿勢をずっと取っている
長時間のPC仕事は猫背になりやすく、目や頭のコリから顔のたるみを誘発。また立ち仕事では脚が冷えてむくみの原因に。脚を組んだり、片足重心や肘をつく癖がある、ソファでゴロ寝が多いなど、同じ姿勢を続けることはゆがみ、むくみ、たるみへまっしぐら。
3. 合わない靴やきつい靴を履きがち
サイズが合っていない靴や、ヒールが高すぎる靴を無理して履き続けていると、姿勢が崩れたり、歩きにくさをカバーするために体に不自然な負荷がかかり、ゆがみを加速させる。また、足が圧迫されることで血流が滞り、下半身のむくみの原因にも。
4. 気づけば呼吸が浅い
鼻から深く息を吸って口から吐く正しい呼吸は、内臓のマッサージにもなり、血流を促して内臓を温める作用がある。浅い呼吸では内臓が動かず、冷えやむくみのきっかけに。呼吸が浅いと口をぽかんと開けている場合が多く、たるみやほうれい線の目立ちにも。
たるみ・ゆがみ・むくみをくい止めるストレッチ
年齢とともに筋力は衰え、代謝が落ちるのは自然なこと。しかし、運動不足や悪習慣が積み重なることで、体にさまざまな不調が起こり、進んでしまうという。
「運動をしていないと関節や筋肉が凝り固まり、体の可動域が狭まります。これを放置することで骨格がゆがみ、肌がたるんだり、血流が滞ってむくみや冷えまで引き起こすのです」(ダイエットエキスパート・和田清香さん)
過去には、無理なダイエットとリバウンドを繰り返してしまった人もいるはず。「急激な脂肪の増減もまた、たるみを加速させる要因に」と和田さん。でも、いきなり筋トレや運動をするのはケガを招く危険も。
「そこで、柔軟性の向上や血行促進に最適なのがストレッチ。可動域を広げ、ゆがみを調整したり血流をよくすることで、たるみやむくみの改善にも効果的です」
『クロワッサン』1143号より
広告