「視覚は老後の生活に重要です」と、東京女子医科大学教授の飯田知弘さん。
「日本人の平均寿命は延びていますが、健康寿命との差が大きい。その差を縮めるには視機能が関わってきます。よく見えることでQOLも上がるし、実は認知症にも関係してきます」
研究では、白内障の手術をすると認知機能が上がり、またよく見えることによって認知機能が改善されることがわかっているそう。だからこそ、視機能の大切さをみんなにわかってもらいたい、と飯田さん。
「目の不快感が出てくる年齢は40~50歳。親世代の認知症が気になる年齢でもある。2つの面で関係してきます」