乾燥によるかゆみの対策には保湿剤でのケアが必要だが、大事なのは適切であること。
「保湿ケアのタイミングは入浴後15分以内、皮膚が乾いてしまう前に行いましょう。保湿剤は信頼できるメーカーのもので、刺激が少なく、セラミドなど皮脂に近い成分が配合された製品がいいでしょう。つけるときは、乾燥している部位に適量をこすらずにそっとのばします。その日の皮膚の状態に合わせて量を調節しましょう。乾燥して調子が悪い肌を助けるくらいのスタンスでいいのです」
保湿剤を塗った後、しばらくしても肌がベタつくようではつけすぎなので注意を。
「保湿剤が肌に浸透して、すべすべでさらっとしているのが理想です。表面はさらりとしていてこそ肌の妙なのですから」
また、冬になるとよくみられる手湿疹も、手洗い後の水分残りと過剰な保湿が原因になっている場合が多いという。ハンドクリームをつける回数を決めるなど、塗りすぎないように注意して。