これらの病気を予防するためには、更年期世代がチャンスです。生活習慣、特に運動、食事を少しずつ見直していくことが大切。運動(筋肉をつける)を習慣にしていくことが今後のさまざまな病気予防のために重要。バランスのとれた食事を朝昼晩、特にたんぱく質をしっかり摂る工夫が重要と言われています。
非常に高いレベルの科学的証拠がある、食事と運動習慣の改善ですが、「それは当たり前のことでわかっている!」と思う人も少なくないでしょう。でも、実行できていますか? 運動と食事を見直すことが、更年期以降の注意すべき病気を予防し、リスクを減らすための最重要課題です。日本女性の健康寿命は約74歳。平均寿命は約87歳。約13年は何らかの持病を抱えて過ごす人生になることの多い日本女性。そうならないためには、閉経後の生活習慣を変えることが必要。
更年期は、まさに大きなチャンスの時期。更年期世代は人生100歳まで元気に生きるためにどうしたら良いのかを考える好機です。後半戦の人生のために、更年期の不調に上手に対処していってください。