【女優 財前直見さん】母親役のナチュラル系から、モードでマニッシュなスタイルに変身。
年齢を重ねると、体形も肌の質も当然変わってきます。若いときと同じ装い、同じメイクをしていては今のあなたの本当の魅力を引きだすことは難しい。必要なのは、自分を客観的にみつめることと、ほんの少しの冒険心。
撮影・天日恵美子 スタイリング・大沼こずえ（eleven.） ヘア&メイク・笹浦洋子 文・中込久理
目元の色みと眉を変えるだけで顔の印象は劇的にチェンジする。
自分の顔が変わった瞬間が楽しみで、メイク中は目をつぶって鏡を見ずにいた財前直見さん。そして、メイクが完成すると。
「わ、華やか！ 最近はこんなメイクをするのはドラマで女優の役をする時だけです。モードなメイクはしたことがなかったので新鮮ですね」
かつては数々のトレンディドラマに出演した財前さんも、最近はお母さん役を務めることが多くなった。その役柄でのメイクは当然色みを抑えたナチュラル系。近頃それが少し寂しいかな、と思っていたという財前さん。そんな彼女に今回のメイクを提案したのは、ヘア&メイクアップアーティストの笹浦洋子さんだ。
「マニッシュでクールな中にも色っぽい雰囲気があるイメージにしました。ポイントは流行中の赤みのあるアイシャドウを使った目元。眉も普段はアーチ型のイメージが強い財前さんですが、ストレートぎみに描いて今年らしさを出しています」
長いまつ毛を生かし、マスカラは黒で艶やかに、あえてやや下向きに仕上げる。これも財前さんの目元をほんのりセクシーに見せるコツ。また、ベースメイクはごく薄く塗って艶やかでヘルシーな印象に、気になる部分はコンシーラーでカバー。
「ベースメイクの前に化粧水とオイルでたっぷり保湿してもらったので肌がツヤツヤ。アイメイクは華やかだけど肌がナチュラルなので違和感がないです。普段は大分で暮らし、芸能活動がない日は育児と保存食づくりで忙しいです。化粧水もビワの葉を使って自分で作っているんですよ。そんなわけで、大分ではほぼノーメイク。モードメイクはとても新鮮でうれしいです」（財前さん）
日頃ナチュラルメイクをしている人も、時にはモードな化粧で周囲をドキッとさせてみてはどうでしょう。
流行の赤みアイシャドウが一気に今年の顔に変化させる。
ベースメイクは薄く仕上げてヘルシーな印象を強調して。
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