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【夏の温スープ】夏に食べたい温製スープの作り方──旬の野菜の力で体をリセット、栄養満点!

「食べる」のはしんどいけど、「飲む」ならなんとか……。お疲れのあなたに送る、真夏のスープのレシピ集を野菜の料理家・西岡麻央さんに教わりました。

撮影・青木和義 スタイリング・矢口紀子 構成&文・堀越和幸

おすすめなのは、トマト、きゅうり、なすなど夏野菜を使ったスープ。

「薬膳(中医学)の考えでそれらに共通しているのは、“体にこもった熱を取り潤いを与える”ということ。この基本を押さえてレシピを考えれば、慢性的な夏の疲れもきっと克服できます」という野菜の料理家・西岡麻央さん。

今回紹介するのは、温製の野菜スープ。

なすと卵の酸辣湯スープ

【夏の温スープ】夏に食べたい温製スープの作り方──旬の野菜の力で体をリセット、栄養満点!

夏バテや消化不良に
なすは体の熱を取り水分を補う、代表的な夏野菜。さらに一緒に合わせた卵にも夏バテ防止の効果が。「鉄分が多く貧血予防になります。鉄分も汗で流れやすいので意識して摂取を」

【材料(2人分)】
なす…1本
卵…1個
乾燥黒きくらげ…3g
トマト…中1個
ごま油…大さじ1
A[水…450ml、鶏ガラスープの素…大さじ1/2、しょうゆ…大さじ1/2、塩…小さじ1/4
B[片栗粉…大さじ1/2、水…大さじ1
酢…小さじ2
粗びき黒こしょう…適量
青ねぎ…適量
ラー油…適量
*下準備として乾燥黒きくらげはぬるま湯に10分ほど浸して戻しておく。

【作り方】
1. なすはヘタを落として縦半分に切り、斜め薄切りにする。トマトは12等分のくし形に切り、さらに長さを半分に切る。
2. フライパンにごま油を中火で熱し、なすを入れて3分炒める。トマトを加えてさらに1分炒める。Aと黒きくらげを加え、煮立ったらBを加えてとろみをつける。溶き卵を回し入れ、卵が固まったら酢を加えて火を止める。器に盛り、ラー油を回しかけ、刻んだ青ねぎと粗びき黒こしょうをトッピングする。

パプリカとクミンのポタージュ

【夏の温スープ】夏に食べたい温製スープの作り方──旬の野菜の力で体をリセット、栄養満点!

イライラして疲れた時に
赤パプリカはβカロテンが豊富だ。「紫外線でダメージを受けた肌の修復に役立ちます。さらにクミンなどのスパイスは気の巡りをよくするので、疲れた気持ちを癒やす効果があります」

【材料(2人分)】
赤パプリカ…1個
玉ねぎ…1/2個(100g)
じゃがいも…1/2個(75g)
オリーブオイル…大さじ1
水…200ml
牛乳…200ml
塩…小さじ2/3
砂糖…小さじ1
クミンパウダー…小さじ1/3

焦がしてから皮を剥くと、独特の甘さが引き立つ
焦がしてから皮を剥くと、独特の甘さが引き立つ

【作り方】
1. 赤パプリカは縦半分に切る。魚焼きグリルなどで皮が黒くなるまで15分ほど焼く。粗熱が取れたら皮やヘタ、種を取り除く。
2. 玉ねぎとじゃがいもは皮を剥いて薄切りにする。
3. 鍋にオリーブオイルを中火で熱し、②を入れて3分炒める。水を加えて蓋をし、弱めの中火で5分煮る。
4. ③に牛乳とパプリカを加え、ハンドブレンダーで滑らかになるまで撹拌し、塩と砂糖、クミンパウダーを加えて味を調える。

かぼちゃと豆のスープ

【夏の温スープ】夏に食べたい温製スープの作り方──旬の野菜の力で体をリセット、栄養満点!

体を温め、元気をつけたい
かぼちゃは胃腸の働きをサポートする食材として薬膳で重宝されている。「うまく水はけできなくなった胃の働きを促します。今回はベーコンを加え、スープの旨みもアップしました」

【材料(2人分)】
かぼちゃ…120g
ズッキーニ…1/2本
ミックスビーンズ(レッドキドニー、ガルバンゾーなど)…50g
ブロックベーコン…100g
オリーブオイル…大さじ1
水…500ml
塩…小さじ2/3

【作り方】
1. かぼちゃは幅5mmの薄切りにして、食べやすい長さに切る。ズッキーニは厚さ1cmのいちょう切りにする。ベーコンは1cm角の棒状に切る。
2. 鍋にオリーブオイルを中火で熱し、ベーコン、かぼちゃ、ズッキーニを加えて5分炒める。
3. 水とミックスビーンズ、塩を加えて煮立たせ、弱めの中火で10分加熱する。

豆腐ととうもろこしのレタススープ

【夏の温スープ】夏に食べたい温製スープの作り方──旬の野菜の力で体をリセット、栄養満点!

むくみやだるさが気になる時に
「噛むほどに甘さが広がるのが、この季節のとうもろこしの魅力」。とうもろこしには体が溜め込んだ湿気を外に排出する働きが。「水煮缶でも作れますが、旬の生でぜひお試しを」

【材料(2人分)】
豆腐…150g
とうもろこし…1本(正味150g)
レタス…150g
塩…小さじ1/2
水…500ml
しょうゆ…小さじ1
オリーブオイル…大さじ1

とうもろこしの芯に沿い、上から下へ包丁を下ろす
とうもろこしの芯に沿い、上から下へ包丁を下ろす

【作り方】
1. とうもろこしは皮とひげを取り、包丁で実をこそげる。
2. 鍋にオリーブオイルを中火で熱し、とうもろこしを入れて2分炒める。
3. 水と塩、しょうゆを加え、煮立ったら大きめにちぎったレタスを加え、豆腐をスプーンですくい入れる。

ねぎとアボカドのわかめスープ

【夏の温スープ】夏に食べたい温製スープの作り方──旬の野菜の力で体をリセット、栄養満点!

冷房による冷え対策に
ねぎと生姜をたっぷり入れた、夏の冷房冷え対策にもなるスープ。「生姜には邪気を追い払い、巡りをよくする“発散作用”があります。濃厚なアボカドとセットで体を回復させます」

【材料(2人分)】
アボカド…1個
乾燥わかめ…4g
長ねぎ…1本
生姜…1かけ
ごま油…大さじ1
水…450ml
塩…小さじ1/2
鶏ガラスープの素…小さじ2/3
粗びき黒こしょう…適量
*下準備として乾燥わかめは水に5分ほど浸して戻しておく。

【作り方】
1. 生姜は千切りにする。ねぎは斜め薄切りにする。アボカドは種を取って2cm角程度に切る。
2. 鍋にごま油を中火で熱し、生姜とねぎを入れて2分ほど炒める。
3. ②に水と塩、鶏ガラスープの素を入れ、煮立ったらわかめとアボカドを加え、ひと煮立ちさせる。器に盛り、粗びき黒こしょうをふる。

  • 西岡麻央

    西岡麻央 さん (にしおか・まお)

    野菜の料理家

    心と体を整える料理で定評がある。現在、テレビ、Web、雑誌、広告などで活躍中。国際中医薬膳師の資格も持つ。主な著書に『体を癒やす夏スープ』が。

『クロワッサン』1170号より

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