俳優・大塚寧々さん「自分で育てている夏野菜から元気をもらっています」──夏バテ知らずのあの人の食養生
撮影・天日恵美子 ヘア&メイク・面下伸一(FACCIA) 衣装スタイリング・安竹一未 料理&スタイリング・渡邊美穂 文・嶌 陽子
「もう、おいしさが全然違うんです。味が濃くてみずみずしいんですよね」
自ら育てているという野菜の味について訊ねた途端、大塚寧々さんの顔は生き生きと輝いた。数年前から自宅の庭や、もうひとつの拠点にしている山の家で野菜を育てているのだという。
「玉ねぎ、じゃがいも、にんにく、大根、アスパラガス……。季節ごとにいろいろな種類を育てています。ズッキーニが育ちすぎてお化けみたいに大きくなっちゃった、みたいな失敗もありますけど(笑)。夏はピーマンやなす、トマト、きゅうりなどが楽しみ。山の家ではお隣が農家の方で、野菜作りについて一から丁寧に教えてくださるし、育てた野菜をお裾分けしてくださることも多いんですよ」
そうした野菜を毎日の食卓にふんだんに取り入れる、それが大塚さんの元気の素。おかげで夏場も大きく体調を崩すことはないという。
「トマトをほかの野菜と合わせてガスパチョにしたり、細切りにして一瞬湯にくぐらせたみょうがを、たたいた梅干しと和えたり。薄切りのなすを両面焼いて、たっぷりの生姜とだし醤油で食べるのも好き。そうそう、生姜やねぎ、にんにくは一年を通してほぼ毎日食べていて、これも夏バテ予防になっていると思います」
トマトソースやきゅうり漬け。保存食もこの季節の定番
育てた野菜は保存食にも活用。たくさんとれるきゅうりは甘辛漬けに。トマトは粗く潰してから少し煮詰めてソースにして冷凍しておけば、うま味が凝縮したラタトゥイユや鶏肉のトマトソースがすぐに完成する。
「野菜自体がおいしいので、料理をする際には、あまり手をかけすぎないようにしています。塩やオリーブオイルなど、調味料だけは自分が本当に好きなものを使っていますね」
そのほか、ローズマリーやルッコラ、バジル、しそ、ミントなどのハーブも育てているそう。夏はミント水を飲んだり、自家製しそシロップをソーダ割りにしたりと、料理だけでなくドリンクにも活用中。そうやって旬の野菜やハーブの恵みを取り入れるために、畑仕事にも精を出す日々だ。
「なかなかの重労働ですが、足腰が鍛えられるし、太陽に当たったり風を感じたりできるのも気持ちいい。農作業をした日の夜はよく眠れるんです」
そんな習慣もまた、大塚さんの健康を支えているのかもしれない。
『クロワッサン』1170号より
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