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豆腐白玉とあおさのとろろスープのレシピ【松見早枝子さんの腸活&温活スープ】

腸活食材を使って作る体を温めるスープのレシピを、粮理家の松見早枝子さんに教わります。

撮影・高杉 純 文・松本あかね

豆腐白玉とあおさのとろろスープ

豆腐白玉とあおさのとろろスープのレシピ【松見早枝子さんの腸活&温活スープ】

【材料(2人分)】
にんじん 4cm
だし汁 600ml
味噌 大さじ1と1/2
豆腐白玉[白玉粉 100g、絹豆腐約 120g、塩 小さじ1/4]
長芋のすりおろし 100g
あおさのり 2g
万能ねぎの小口切り 3本分

【作り方】
1.にんじんは縦に3mm幅にスライスし、重ねて端から5mm幅に切る。鍋にだし汁を用意し、にんじんを入れて中火にかける。
2.1が煮立つまでの間、豆腐白玉を作る。ボウルに白玉粉を入れ、絹豆腐と塩を加えて耳たぶほどの柔らかさのなめらかな生地になるまでよく練り混ぜる。
3.1が煮立ったら2の豆腐白玉を入れる。煮立って白玉が浮いてきたらさらに2分ほど煮る。
4.仕上げに味噌を溶かし入れ、長芋とあおさのり、万能ねぎを加えて出来上がり。

長芋をスープにプラス

長芋のヌメリ成分は肌を保湿する働きがあり、同様に胃腸の粘膜も潤す。
「腸にも潤いが必要。特に便秘のときにおすすめです」。
酵素の働きを残すため、最後に加え軽く温める程度に。すりおろして小分けにし、冷凍しておくと便利。

腸にうれしい素材をプラスして。毎日健やか、腸活&温活スープ。

「腸活食材とは腸の掃除をし、腸内細菌を増やすもの。つまり、腸をきれいにしてくれるものだと考えています」と話す、粮理家の松見早枝子さん。

松見さんが考える「腸にいい」スープのベースを作るのは昆布、高野豆腐、きくらげ、あおさの4種の乾物。「具材にも出汁にもなる上、食物繊維が豊富。あとは豆類を常備して、2〜3種類の食材を買ってくれば、腸活スープがすぐできます」

そもそも、栄養が溶け出しているスープ自体、体に良いもの。「体の冷えやすい冬には毎日摂るのがおすすめ。腸が温まり、腸機能も高まります」

松見さんの常備腸活食材

発酵調味料

「塩麹は素材の味を打ち消さないのがいいところ。旨味もあり、我が家ではスープの素のような感覚で使ってい…

「塩麹は素材の味を打ち消さないのがいいところ。旨味もあり、我が家ではスープの素のような感覚で使っています」。加熱しても、麹菌の死骸は腸内細菌のエサになる。味噌に含まれる麹菌、乳酸菌も腸まで届き、腸内環境を整えてくれる。発酵の力は優秀だ。

豆類

例えばスープの具材が肉・魚中心の場合、仕上げに茹でた豆類を加えると食物繊維を手軽に補える。「腸内細菌…

例えばスープの具材が肉・魚中心の場合、仕上げに茹でた豆類を加えると食物繊維を手軽に補える。「腸内細菌のバランスを整えてくれる大豆と、比較的早く煮えて使いやすい白いんげん豆を常備しています。たっぷり戻して茹で、小分けで冷凍しておくと便利」

乾物類

毎日食べても飽きないスープの秘訣は天然の出汁にあり。日高昆布は出汁になる上、そのまま食べれば食物繊維…

毎日食べても飽きないスープの秘訣は天然の出汁にあり。日高昆布は出汁になる上、そのまま食べれば食物繊維も摂れて一石二鳥。肉や野菜の代わりにもなるのが高野豆腐、きくらげ、あおさ。ぬるま湯に浸けると包装の表示より早く戻る。あおさは戻さず使える。

  • 松見早枝子

    松見早枝子 さん (まつみ・さえこ)

    粮理家

    「食べ物は美と健康をつくる糧」という考え方のもと、料理教室Tronc(トロン)を主宰。食材選びから家庭料理、ハレの日の料理まで楽しく伝授。

『クロワッサン』1085号より

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