表面カリッ、内側はしっとり。れんこんのソテー【腸から温まる、たなかれいこさんのレシピ】
「歳を重ねると体が弱くなるとか、免疫力が落ちると言うけど、そんなの思い込みです」。
そう語るたなかれいこさんは、ここ40年間医者知らず。これといって不調もなく、むしろ「いまがいちばん調子いい」状態が毎年続いているとか。どうやらその秘密は食べ方にありそうです。そこで早速、厨房を訪ねることに。楽しそうに調理をするたなかさんの料理には体を冷やさず、腸を温めるための知恵や工夫が詰まっていました。
そう語るたなかれいこさんは、ここ40年間医者知らず。これといって不調もなく、むしろ「いまがいちばん調子いい」状態が毎年続いているとか。どうやらその秘密は食べ方にありそうです。そこで早速、厨房を訪ねることに。楽しそうに調理をするたなかさんの料理には体を冷やさず、腸を温めるための知恵や工夫が詰まっていました。
撮影◦青木和義 文◦葛山あかね
蓋をして加熱し、素材の味と力を引き出します。
なぜ蓋をするのか? だって、そのほうが おいしくなるから
「私は炒め物でも、焼き物をするときも必ず蓋をします。野菜の香りや旨味が逃げることなくぎゅっと凝縮するし、熱の回りも早くて効率的に火が入るから」
ポイントは野菜を入れる温度とタイミング。この方法なら表面カリッ、内側はしっとりな仕上がりに。
れんこんのソテー
【材料】2人分
れんこん …… 1節
オリーブオイル …… 大さじ3
醤油 …… 大さじ3
バルサミコ酢(赤) …… 大さじ2
【作り方】
1.れんこんを1cmの厚さの輪切りにする。
2.鍋にオリーブオイルを入れ、少し弱めの中火にかけてじっと待ち、オイルから湯気がふぁっと見えたら、れんこんを入れ、蓋をしてソテーをする。
3.9割ほど火が通ったら、れんこんをひっくり返し、再び蓋をして焼き目がつくまで加熱する。
4.ごく弱火にし、バルサミコ酢を入れてジュッと焼けてきたら、醤油を加えて少し煮詰め、れんこんに絡める。
『Dr.クロワッサン 最新版 免疫力が上がる食べ方』(2020年5月28日発行)より。