「鶏ひき肉ナンプラー漬け」と、２つの展開料理【ぐっち夫婦の下味冷凍レシピ】。

ナンプラーを加えるだけで、アジアンベースの下味に。

【材料】（1袋2人分）
鶏ひき肉250g
A［ナンプラー大さじ2、醤油大さじ1/2、レモン汁小さじ1、塩･こしょう各少々］

【作り方】
1.保存袋にAを入れ、混ぜる。
2.鶏ひき肉を加えて菜箸で混ぜ（粘りが出てしまうので揉まないこと）、空気を抜いて薄く平らにする。
3.冷凍する。

〈ほかにも合う食材〉 鶏もも肉、えび

パクチーの香りも気分が上がる！焼いた厚揚げも加えてカサ増し。

【材料】（2人分）
鶏ひき肉ナンプラー漬け1袋
厚揚げ1枚
パクチー2〜3本
紫玉ねぎ1/4個
ミックスナッツ30g
サラダ油小さじ1

【作り方】
1.厚揚げは一口大に切り、フライパンで両面焼く。パクチーは2㎝長さに切る。紫玉ねぎは繊維に沿って極薄切りにし水にさらす。ミックスナッツは砕く。
2.フライパンに油を熱し、ナンプラー漬けの肉を入れる。水大さじ1を入れて蓋をし、中火で蒸し焼きにする。
3.肉の色が変わってきたら蓋を取り、パクチーの茎を入れ、木べらなどでほぐしながら炒めて火を止める。
4.3のフライパンに水気を切った紫玉ねぎを入れ、さっと和えて厚揚げと共に皿に盛る。仕上げにミックスナッツを散らし、パクチーの葉部分を飾る。

〈ひとことアドバイス〉 戻した春雨を加えれば、タイ料理の春雨サラダ、ヤムウンセン風に。

トマトの甘みと酸味がスープに爽やかさを添える。

【材料】（2人分）
鶏ひき肉ナンプラー漬け1/2袋
たけのこ水煮1/2個
春雨80g
ミニトマト3個
青ねぎ（小口切り）2本
ごま油小さじ1
鶏ガラスープの素大さじ1
水600ml
塩･こしょう各少々

【作り方】
1.たけのこは薄切りにする。フライパンにごま油を熱し、ナンプラー漬けの肉を入れる。水大さじ1（分量外）を入れて蓋をし、蒸し焼きにする。
2.肉の色が変わってきたら蓋を取り、木べらなどでほぐしながら中火で炒める（少し大きめにほぐすと具材感が増す）。
3.水、鶏ガラスープの素を入れる。
4.ひと煮立ちしたら、たけのこ、春雨を入れ、春雨が戻ったらミニトマトを加える。塩･こしょうで味を調え、再び沸いたら器に盛り、ねぎを散らす。

〈ひとことアドバイス〉 青ねぎの代わりにハーブのディルを散らせば洋風エスニックに。

保存袋に調味料と肉や魚介を一緒に入れて揉み込んでから冷凍した半作り置きの「下味冷凍」は、ぐっち夫婦の実生活から生まれたレシピ。

「共働きだと夜、ごはんの準備をイチからするのは大変。でも一日の終わりはやっぱりおいしいもので締めくくりたい」（Tatsuyaさん）

「それもあってうちではよく食材を冷凍保存しているのですが、肉も魚介も下味をつけてから冷凍したほうがおいしいし、調理のときもラクだよね、といつも話していて」（SHINOさん）

「だったらいろいろ下味を工夫してみよう！と試しているうちに完成したレシピです」（Tatsuyaさん）

おいしくなる理由は、保存袋であらかじめ調味料が食材に行き渡るように揉み込むため。さらに冷凍することで食材の細胞内の組織が壊れ、下味がより浸透し素材の柔らかさや旨みが増す。冷凍だと約1カ月保存できるのも利点。

「下味がよくしみこんでいるので、余り野菜と一緒にただ炒めるだけでも手間をかけたような味わいに。料理のバリエーションも増えるので便利に使ってみてください」（SHINOさん）