くらし

豚バラ肉のねぎ塩漬けと2つの展開レシピ【ぐっち夫婦の下味冷凍レシピ】

肉や魚を保存するついでに調味料をもみ込むだけ。
簡単にできて献立に悩む時間も調理の手間も減らせるメリットばかりの冷凍術をご紹介。
  • 撮影・青木和義 スタイリング・河野亜紀 文・小笠原章子

【香味野菜の風味が肉の味わいを底上げ。】豚バラ肉のねぎ塩漬け

【保存期間】
冷凍庫で2~3カ月

【材料(作りやすい分量)】
豚バラ薄切り肉 250g
塩・こしょう各 少々
A[長ねぎ(みじん切り)10cm にんにく(すりおろす)小さじ1/2 しょうが(すりおろす)小さじ1/2 酒 大さじ1]

【作り方】
1.
豚肉は4~5cm幅に切り、塩・こしょうを振る。
2.冷凍用保存袋にAを入れてよくもみ、1を加えてもみ込む。空気を抜いて平らにし、冷凍する。

豚バラともやしのねぎ塩炒め

中心部は解凍されにくいので、ときどき肉をほぐして広げる。

豚肉の下味のおかげで、水っぽくなりやすいもやし炒めも簡単に味が決まる。食欲をそそるねぎの香りがアクセント。

【材料(2人分)】
豚バラ肉のねぎ塩漬け(冷凍)250g
もやし 200g
にら 20g
鶏ガラスープの素 小さじ1
ごま油 大さじ2
塩・こしょう各 少々

【作り方】
1.にらは5cm長さに切る。フライパンにごま油大さじ1を中火で熱し、豚肉を凍ったまま入れる。水大さじ1を加えてフタをし、2分ほど蒸し焼きにしたらフタを取り、ほぐし広げる。豚肉に火が通ってきたら、一度取り出す。
2.同じフライパンにごま油大さじ1を強めの中火で熱し、もやしをさっと炒める。火が通ってきたら、にら、鶏ガラスープの素を加え、豚肉を戻し入れてさっと炒める。塩・こしょうで味を調える。

豚肉と豆腐のサンラータン風スープ

味がしみてコクが増した豚バラ肉はスープのうまみの素としても重宝。ふんわりした卵が酸味と辛みのまとめ役に。

【材料(2人分)】
豚バラ肉のねぎ塩漬け(冷凍)250g
絹ごし豆腐 1/2丁
しいたけ 1枚
卵 1個
鶏ガラスープの素 大さじ1
A[酢 大さじ3 しょうゆ 大さじ1/2]
塩・こしょう各 適量
水溶き片栗粉(片栗粉・水各 大さじ1)大さじ2
ラー油 適宜

【作り方】
1.豆腐は半分に切り、1cm厚さに切る。しいたけは石づきを取り、薄切りにする。卵は溶きほぐす。
2.鍋に水3カップ、鶏ガラスープの素を入れて中火で熱し、豚肉を凍ったまま加える。肉に火が通ってきたら、菜箸でほぐし、アクを取り、しいたけを加える。
3.A、豆腐を加え、ひと煮立ちしたら、塩・こしょうで味を調える。一度火を止めて水溶き片栗粉を回し入れ、再度火にかけて混ぜながらとろみをつける。
4.
溶き卵を加え、固まってきたらフタをし、火を止める。さっと混ぜて器に盛り、好みでラー油を回しかける。

ぐっち夫婦

ぐっち夫婦 さん (ぐっちふうふ)

料理家

左・Tatsuyaさん 右・SHINOさん
家庭の食卓に寄り添うレシピが多くの人の共感を呼ぶ。近著に『いろいろつくってきたけど、やっぱりこの味』。SNSで料理動画を配信中。

『クロワッサン』1095号より

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