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疲れ知らずの常備菜・肉そぼろ【パン・ウェイさんの食養生レシピ】。

ごはんの友にも、麺にあえても
疲れ知らずの常備菜。

撮影・岩本慶三 文・一澤ひらり

<肉そぼろ>

疲れ知らずの常備菜・肉そぼろ【パン・ウェイさんの食養生レシピ】。

【材料】
豚バラブロック(8mm角切り)…… 200g
にんにく(微塵切り)…… 大さじ2
紹興酒 …… 大さじ1・1/2
黒砂糖 …… 大さじ1
麦味噌 …… 大さじ4・1/2
水 …… 1/2カップ
胡椒 …… 少々
白胡麻油 …… 小さじ1
小葱(小口切り) …… 適量

【作り方】
1.
鍋に白胡麻油をひき半量のにんにくを炒める。香りが出たら豚肉を入れてさっと炒め、紹興酒と黒砂糖を加えて肉をほぐすように手早く絡め炒める。
2.肉に火が通ったら麦味噌と水を加え、混ぜながら約3分間煮る。
3.残りのにんにくを加えて少々混ぜ、火を止めて胡椒を振る。お皿に盛り、小葱を散らす。

 

疲労回復に効果があり、多彩なアレンジが可能。

免疫力を高めて体を温めるにんにくと、たんぱく源である豚肉をそぼろに。コクとうま味がぎゅっと濃縮され、甘辛味なので子どもも大喜び。

「ジャージャー麺にしたり、厚揚げや蒸した野菜の上にのせたり、野菜炒めやチャーハンに入れてもいいし、スープや味噌汁に加えればコクが出ておいしい。肉そぼろはいろいろな料理に使えるので重宝します」

豚肉はビタミンB₁の宝庫で、糖質を分解する酵素の働きを助け、疲労回復に役立つ。水溶性で排出されやすいが、アリシンが豊富なにんにくと一緒に摂ると吸収がよくなる。

「ブロック肉を角切りにすれば肉のごろっと感が味わえますが、切るのが面倒ならひき肉を使ってもおいしくできます」

保存容器に入れて、4日ほど冷蔵保存できるが、夏場の2日目以降は加熱してから食べるようにしたい。

  • パン・ウェイ

    パン・ウェイ さん

    料理研究家

    中国・北京生まれ。季節と体をテーマに四季に沿った食生活を提唱し、現在は東京・代々木公園スタジオにて料理教室を主宰。著書に『毎日からだを調える中華スープ』(誠文堂新光社)など。

『Dr.クロワッサン 不調が消える、ふだん漢方』(2020年1月28日発行)より。

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