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塩野瑛久さん、美しい調度品に思わず「高そう……」。「源氏物語 王朝のかがやき」が京都国立博物館でスタート

平安時代に紫式部が著した『源氏物語』。宮廷を舞台に、貴公子・光源氏と彼をとりまく女性たちの波乱に満ちた恋愛模様が描かれた日本文学史屈指の物語です。2024年には大河ドラマ『光る君へ』(NHK)で紫式部の人生が描かれ人気を博しました。『源氏物語』の場面やモチーフを表した美しい絵画・工芸品を一堂に集めた展覧会が、半世紀ぶりに京都国立博物館で開催中。先日行われた報道内覧会には、大河ドラマで一条天皇を演じた俳優・塩野瑛久さんが登場。同展覧会の音声ガイドもつとめる塩野さん、『源氏物語』の世界に触れての感想を語りました。

文・クロワッサン編集部

帝のお渡りが……! 会場に現れた塩野さん
帝のお渡りが……! 会場に現れた塩野さん
京都国立博物館の公式キャラクター、トラりんとハイタッチ。トラりんは同館が所蔵する尾形光琳筆「竹虎図」をモチーフにしています
京都国立博物館の公式キャラクター、トラりんとハイタッチ。トラりんは同館が所蔵する尾形光琳筆「竹虎図」をモチーフにしています
帝のお渡りが……! 会場に現れた塩野さん
京都国立博物館の公式キャラクター、トラりんとハイタッチ。トラりんは同館が所蔵する尾形光琳筆「竹虎図」をモチーフにしています

――大河ドラマで、塩野さん演じる一条天皇は『源氏物語』の熱心な読者でした。今もし一条帝がこの展覧会をご覧になったら、どのような感想をお持ちになると思いますか?

「自分もまた一条天皇の気持ちになり、ワクワクした気持ちで拝見しました。多くの絵巻や工芸品に落とし込まれている『源氏物語』に触れて、こんなにも長い間愛され語り継がれてきたものなんだな、と改めて思いました。もちろん、この現代に生きている僕が『源氏物語』を知っているという時点で当たり前のことなのですが……。それを眼で観て感じることができる展覧会だと思います(塩野瑛久さん)」

――特に印象に残った作品はありますか?

「『初音の調度』の工芸品なんですけども、本当に細かい細工がされていて、もうひと目見ただけで、ただものではない価値の高さがわかる。言葉遣いがよくないですが『高そう……』って(笑)。大変見応えがありました。また、絵巻物などの平面的な展示物も、実物を見ると写真や本ではわからない立体感があります。金の輝きもそうですし、塗られている色の感じですとか。これは肉眼で観ることのできる展覧会ならではだと思いました。ぜひ多くの方に体験していただきたいです」

源氏物語(定家本)若紫(鎌倉時代・13世紀。個人蔵)。オリジナルが現存しない源氏物語。歌人で学者の藤原定家(1162-1241)が監督して書写させたと考えられている、この定家本が最古級とされ、現代に流通しているほとんどの活字本のもとになっている
源氏物語(定家本)若紫(鎌倉時代・13世紀。個人蔵)。オリジナルが現存しない源氏物語。歌人で学者の藤原定家(1162-1241)が監督して書写させたと考えられている、この定家本が最古級とされ、現代に流通しているほとんどの活字本のもとになっている
紫式部像(江戸時代・17世紀。土佐光起筆。滋賀・石山寺蔵。前期展示)もっとも有名な紫式部の肖像画
紫式部像(江戸時代・17世紀。土佐光起筆。滋賀・石山寺蔵。前期展示)もっとも有名な紫式部の肖像画
重要文化財・源氏物語画帖 若紫(土佐光吉・長次郎筆。安土桃山時代・17世紀。京都国立博物館蔵。前期展示)光源氏が若紫を見初める有名な場面。垣間見る様子、逃げたスズメを追う紫の上が描かれる。土佐派源氏絵の代表作
重要文化財・源氏物語画帖 若紫(土佐光吉・長次郎筆。安土桃山時代・17世紀。京都国立博物館蔵。前期展示)光源氏が若紫を見初める有名な場面。垣間見る様子、逃げたスズメを追う紫の上が描かれる。土佐派源氏絵の代表作
国宝・源氏物語関屋澪標図屏風(げんじものがたりせきやみおつくしずびょうぶ。俵屋宗達筆。江戸時代・寛永8年・1631年。東京・静嘉堂文庫美術館蔵。前期展示)「風神雷神図屏風」で有名な俵屋宗達による作品
国宝・源氏物語関屋澪標図屏風(げんじものがたりせきやみおつくしずびょうぶ。俵屋宗達筆。江戸時代・寛永8年・1631年。東京・静嘉堂文庫美術館蔵。前期展示)「風神雷神図屏風」で有名な俵屋宗達による作品
初音の調度(はつねのちょうど)のうち胡蝶蒔絵鋏箱(こちょうまきえはさみばこ。幸阿弥長重作。江戸時代・寛永16年・1639年。愛知・徳川美術館蔵。通期展示)<初音の調度>は3代将軍家光の長女・千代姫が尾張徳川家に嫁いだ際に制作された婚礼道具一式で、蒔絵の傑作。源氏物語のさまざまな場面をモチーフに葵紋があしらわれている
初音の調度(はつねのちょうど)のうち胡蝶蒔絵鋏箱(こちょうまきえはさみばこ。幸阿弥長重作。江戸時代・寛永16年・1639年。愛知・徳川美術館蔵。通期展示)<初音の調度>は3代将軍家光の長女・千代姫が尾張徳川家に嫁いだ際に制作された婚礼道具一式で、蒔絵の傑作。源氏物語のさまざまな場面をモチーフに葵紋があしらわれている
国宝・初音の調度のうち書棚
国宝・初音の調度のうち書棚
国宝・源氏物語絵巻 柏木一(平安時代・12世紀。愛知・徳川美術館蔵)を鑑賞する塩野さん
国宝・源氏物語絵巻 柏木一(平安時代・12世紀。愛知・徳川美術館蔵)を鑑賞する塩野さん
能・葵上(あおいのうえ)の雅な装束を背景に
能・葵上(あおいのうえ)の雅な装束を背景に
源氏物語(定家本)若紫(鎌倉時代・13世紀。個人蔵)。オリジナルが現存しない源氏物語。歌人で学者の藤原定家(1162-1241)が監督して書写させたと考えられている、この定家本が最古級とされ、現代に流通しているほとんどの活字本のもとになっている
紫式部像(江戸時代・17世紀。土佐光起筆。滋賀・石山寺蔵。前期展示)もっとも有名な紫式部の肖像画
重要文化財・源氏物語画帖 若紫(土佐光吉・長次郎筆。安土桃山時代・17世紀。京都国立博物館蔵。前期展示)光源氏が若紫を見初める有名な場面。垣間見る様子、逃げたスズメを追う紫の上が描かれる。土佐派源氏絵の代表作
国宝・源氏物語関屋澪標図屏風(げんじものがたりせきやみおつくしずびょうぶ。俵屋宗達筆。江戸時代・寛永8年・1631年。東京・静嘉堂文庫美術館蔵。前期展示)「風神雷神図屏風」で有名な俵屋宗達による作品
初音の調度(はつねのちょうど)のうち胡蝶蒔絵鋏箱(こちょうまきえはさみばこ。幸阿弥長重作。江戸時代・寛永16年・1639年。愛知・徳川美術館蔵。通期展示)<初音の調度>は3代将軍家光の長女・千代姫が尾張徳川家に嫁いだ際に制作された婚礼道具一式で、蒔絵の傑作。源氏物語のさまざまな場面をモチーフに葵紋があしらわれている
国宝・初音の調度のうち書棚
国宝・源氏物語絵巻 柏木一(平安時代・12世紀。愛知・徳川美術館蔵)を鑑賞する塩野さん
能・葵上(あおいのうえ)の雅な装束を背景に

展覧会鑑賞のお楽しみ、オリジナルグッズ。作品世界をオマージュした雅なアイテムから物語の重要な存在になるアニマルモチーフまで大充実。同館名物のトラりんグッズとあわせて、お買い物タイムまでしっかり楽しめそう。

青山デカーボ 源氏物語缶。美しいオリジナル缶で人気の洋菓子店とのコラボレーション。葵や夕顔、紅花など物語ゆかりの16種類の花と日本の四季がガラス絵で描かれている。アーモンドチュイール 4個入り 2,800円
青山デカーボ 源氏物語缶。美しいオリジナル缶で人気の洋菓子店とのコラボレーション。葵や夕顔、紅花など物語ゆかりの16種類の花と日本の四季がガラス絵で描かれている。アーモンドチュイール 4個入り 2,800円
フルカラートート <重要文化財・源氏物語画帖 若紫>をデザインしたトートバッグ。紫のタッセル付き 3,300円
フルカラートート <重要文化財・源氏物語画帖 若紫>をデザインしたトートバッグ。紫のタッセル付き 3,300円
2連アクリルキーホルダー。源氏が若紫を見染めたときのスズメ、柏木が女三の宮への恋に落ちるきっかけになった猫のセット。物語通の心に響きます。 1,540円
2連アクリルキーホルダー。源氏が若紫を見染めたときのスズメ、柏木が女三の宮への恋に落ちるきっかけになった猫のセット。物語通の心に響きます。 1,540円
トラりんぬいぐるみ、ボールチェーンつき。こちらは通年販売。1,540円
トラりんぬいぐるみ、ボールチェーンつき。こちらは通年販売。1,540円
青山デカーボ 源氏物語缶。美しいオリジナル缶で人気の洋菓子店とのコラボレーション。葵や夕顔、紅花など物語ゆかりの16種類の花と日本の四季がガラス絵で描かれている。アーモンドチュイール 4個入り 2,800円
フルカラートート <重要文化財・源氏物語画帖 若紫>をデザインしたトートバッグ。紫のタッセル付き 3,300円
2連アクリルキーホルダー。源氏が若紫を見染めたときのスズメ、柏木が女三の宮への恋に落ちるきっかけになった猫のセット。物語通の心に響きます。 1,540円
トラりんぬいぐるみ、ボールチェーンつき。こちらは通年販売。1,540円
塩野瑛久さん、美しい調度品に思わず「高そう……」。「源氏物語 王朝のかがやき」が京都国立博物館でスタート

特別展「源氏物語 王朝のかがやき」
会場:京都国立博物館 平成知新館(京都府京都市東山区茶屋町527)
会期:開催中〜11月29日(日)
※前期:~11月1日(日)、後期:11月3日(火)〜11月29日(日)
開館時間:9時〜17時30分(入館は17時まで)、金曜日は〜20時(入館は19時30分まで)
休館日:月曜(11月23日(月祝)は開館)、11月24日(火)
観覧料:一般2,200円など
公式サイト:https://www.genjiten.jp/
※2027年1月19日(火)から東京国立博物館 平成館で開催予定(一部展示品に変更あり)

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