夏の一杯はアイスティーで。おいしい淹れ方の基本とアレンジレシピ
写真・文 久保田千晴
第3次紅茶ブーム到来! 紅茶がまた身近になっている理由
日本紅茶協会が提唱している6月10日の「アイスティーの日」をきっかけに、あらためて注目したい紅茶の楽しみ方。近年は、台湾系ティースタンドやカフェで紅茶メニューが充実し、大手コーヒーチェーンの紅茶特化型店舗も広がっています。和紅茶への関心の高まりもあり、紅茶は少しずつ、特別な日の飲みものから日常の一杯へと広がってきました。
紅茶というとスイーツに合わせるイメージが強いかもしれませんが、実は食事との相性もいい飲みものです。唐揚げやラーメンのようなこってりしたものを食べたあとでも、口の中をさっぱりと整えてくれるような感覚があるのは、紅茶ならではの魅力。渋みや香りが後味を軽やかにしてくれるので、次のひと口も心地よく感じられます。
おいしいアイスティーは「温度」と「蒸らし」が決め手
家でアイスティーを作るなら、まず大事なのはしっかり沸騰したお湯を使うこと。目安は、5円玉ほどの泡がぼこぼこと立つくらいです。紅茶のおいしさを支える紅茶ポリフェノールは高い温度でよく引き出されるため、熱湯でしっかり抽出するのが基本なのだそう。
ポットはあらかじめ湯通しして温めておくのも大切。冷たい器にお湯を注ぐと、それだけで温度が下がってしまいます。鉄瓶のような鉄分を含むものは、香味や色合いに影響しやすいため避けたいところ。
オンザロック方式で作るなら、2倍の濃さで抽出するのがコツ。1〜2分蒸らして、氷をたっぷり入れたグラスの氷に当てるように静かに注いだら、おいしいアイスティーの完成です。
白くにごる「クリームダウン」って?
ちなみに、アイスティーを淹れるとき、白くにごったように見えたことはありませんか? これはミルクを入れたわけではなく、紅茶の成分によるもの。冷えることで、紅茶ポリフェノールとカフェインが結びついて起こる現象なのだとか。
見た目に少し驚くかもしれませんが、品質に問題があるわけではありません。とはいえ、見た目をすっきり仕上げたいなら、タンニンの少ない軽やかなタイプを選ぶといいですよ。
ひと手間で楽しい、アイスティーのアレンジ
「アーノルド・パーマー」
アイスティーとレモネードを1:1で合わせる、アメリカ発祥のノンアルコールドリンク。甘みと酸味のあるレモネードに、紅茶の香りが重なることで、夏らしい軽やかな味わいに。
【材料】(1杯分)
・はちみつ… 15g
・レモン果汁 …15cc
・水 …50cc程度
・アイスティー用2倍濃度の紅茶 …50cc程度
【作り方】
1.グラスにレモン果汁とはちみつを入れ、よく混ぜて溶かす。
2.好みの濃さに水を加えてレモネードを作る。
3.グラスに氷をたっぷり入れ、2倍の濃さの紅茶を氷に当てるように静かに注ぐ。
「セパレートティー」
マンゴーソースを使ったトロピカルなアレンジ。グラスの中で色の層ができるので、見た目も爽やかな一杯です。
【材料】(1杯分)
・マンゴーソース… 40g
・アイスティー用2倍濃度の紅茶… 50cc程度
【作り方】
1.グラスにマンゴーソースを入れる。
2.グラスに氷をたっぷり入れ、2倍の濃さの紅茶を氷に当てるように静かに注ぐ。
この夏、都内で楽しめるアイスティーイベントも
有楽町 アイスティーイベント
日本紅茶協会とスリランカティーボードによる夏の紅茶イベント。ほんのり甘く爽やかなアイスティーソーダの無料提供や、紅茶のプレゼント企画も予定されています。
日時:2026年7月2日(木)、3日(金)
各日11時30分〜/13時〜/14時30分〜/16時〜
場所:東京交通会館(東京・有楽町) マルイ側入口付近(キッチンカー)
築地本願寺 国際ヨガデー
6月21日の国際ヨガデーにあわせて開催されるイベントでは、ダージリンやアッサムのアイスティーを無料配布予定(要事前登録・先着700名)。朝の空気の中で飲む一杯は、また違ったおいしさがありそうです。
日時:2026年6月21日(日)7時〜8時
場所:築地本願寺前広場(東京)
暑い日にごくごく飲むのもよし、食事に合わせるのもよし。アイスティーは、思っている以上に自由で、奥行きのある飲みものです。家で丁寧に淹れてみるのも楽しいですし、イベントやカフェで新しい飲み方に出会うのもまた魅力的。今年の夏は、いつもの飲みものにアイスティーを加えてみてはいかがでしょうか。
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