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美しい自然を取り戻したハワイ。SDGsを感じられるスポットや注目のお土産が買えるショップを紹介します。

海外旅行が徐々に再開されている現在。大好きなあの島はどうなっているのか?女性のひとり旅でも人気のハワイ・オアフ島へのメディア・ツアーへ参加。現地の様子をリポートします。
  • 撮影・内田恒 コーディネーター・工藤まや 構成&文・阿部有希

美しい自然を取り戻したハワイ。より魅力的になった島の風景は一見の価値あり。

浅瀬の白い砂浜が続くワイキキビーチ。奥に見えるのはアラワイ・ハーバーとカカアコのコンドミニアム群。©ハワイ州観光局

コロナ禍に突入し、毎日賑わっていたカラカウア通りからもワイキキビーチからもパッタリと人通りが途絶えました。厳格なロックダウンが始まり、ローカルの人々も集うことを禁止され、厳しい日々が続きました(ひとりならサーフィンや海水浴をしてもいいよ、というハワイらしいルールもあったそう)。ただ、その副産物とも言える嬉しい出来事も。それは美しい自然を取り戻したこと。海水は透明度が増し今まで見かけることもなかった珍しい魚が泳いでいたり、ビーチではハワイアンモンクシール(アザラシ)の親子がお昼寝していたり。ハワイでは以前より州法として「日焼け止めはリーフセーフ(珊瑚に害のないナチュラルな成分)のもの以外使用禁止」「プラスティックバッグ(ビニール袋)の廃止」など環境保護に取り組んでいましたが、その意識はさらに高くなり、ハワイの自然を守ろうという機運が高まっています。
人気だったショップやレストランがいくつかクローズしてしまった一方で、新しい店も続々とオープンし、以前とはまた違った魅力的な場所に変貌を遂げました。

SDGsに触れられるスポット。

浅瀬で波が少ないハナウマ湾はキッズからシニアまで楽しめるのが魅力。透明度が抜群に高くシュノーケリングで可愛い魚たちと一緒に泳ぐことができる。

ハワイでは自然を大切にしようという風潮が高まっていました。 例えば、浅瀬で色とりどりの魚と泳げることで大人気の『ハナウマ湾自然保護区』では、 2021年7月1日より入場料金が12ドルから25ドルに引き上げられ、1日に入場できる人数を1400人(10分毎に40人まで)と上限を定めました。また入場時の混雑を避けるためオンライン予約システムが導入され、入場前に9分間のオリエンテーションビデオの視聴が義務付けられています。

Hanauma bay Nature Preserve(ハナウマ湾自然保護区)
6:45〜16:00(最終入園14:00)
無休
予約→https://pros8.hnl.info/hanauma-bay

ダイヤモンドヘッドから見下ろすワイキキの街もまた絶景! 片道4~50分のトレイルですが、意外とハード。足元はスニーカーがオススメ。©Hawaii Tourism Authority (HTA) / Tor Johnson

今までウォークインでトレイルが可能だった『ダイヤモンドヘッド州立記念碑』も、オンライン予約制に。訪問日の30日前から予約が可能です。

Diamond Head State Monument(ダイヤモンドヘッド州立記念碑)
6:00~16:00
無休
予約→https://gostateparks.hawaii.gov/diamondhead/about

どちらもハワイの自然を保護する目的での新ルールです。

平日開催なのでそれほど込み合っていないのが魅力の『Honolulu Farmers Market(ホノルル・ファーマーズ・マーケット)』

人気のファーマーズマーケットはより一層の盛り上がりを見せています。本土からものを運ぶ際の輸送コストや輸送燃料をなるべく軽減するため、地産地消の文化が根付いていて、採れたてでフレッシュな野菜やフルーツはファーマーズマーケットで購入するのが当たり前。食材だけでなく、名物料理を取り扱う注目のフードトラックなども数多く出店しているのも注目ポイントです。 今回は毎週水曜にカカアコ地区で開催される『Honolulu Farmers Market (ホノルル・ファーマーズ・マーケット)』へ足を運びました。

日本でも大人気のベトナム料理レストラン『Pig and the Lady(ピッグ•アンド•ザ•レディ)』もありました。夕方の柔らかい陽射しの下で味わう名物のバインミーやフォーは格別の味。 ファーマーズ・マーケットは色々な場所で開催されているので、いくつか回ってみるのも楽しいと思います。

Honolulu Farmers Market(ホノルル・ファーマーズ・マーケット)
毎週水曜16:00〜19:00

ニールS. ブライスデルセンター敷地内、King St,側の駐車場
https://hfbf.org/farmers-markets/honolulu/

注目のスモール・ブルワリーと現地でも注目のアロハシャツショップへ。

『Kō Hana Rum(コハナ・ラム)』。奥のカウンターでテイスティングが可能。

お腹を満たした後はショッピングへ。まだあまりメディア露出されていない注目スポットにも出かけてきました。 ハワイではここ数年スモール・ブルワリー(小規模の醸造所)がブームで、ビールやウォッカや焼酎もメイド・イン・ハワイがいくつもあるようです。中でも最近大注目されているのがサトウキビを絞ったジュースを発酵→蒸留させて作るラム『Kō Hana Rum(コハナ・ラム)』の蒸留所。テイスティングルームが併設されているので、試飲してからお気に入りを購入することが可能。

お酒が飲めない人には、ラム酒を醸造した樽で熟成させたラム酒風味のハチミツもオススメ。ラム酒フレーバーのチョコレートやコーヒーなどもありますよ。ちょっぴり通でハイセンスなお土産に最適。

Kō Hana Distliler(コ・ハナ・ディスティラーズ)
試飲付きガイドツアー$25.00
11:00~17:00(日本語ツアーは月・水曜の13:00〜、15:00〜)
無休
https://www.kohanarum.com/home

アロハシャツビジネス界ではレジェンド的存在のオーナー、カーク・ハバード氏。他では見られないユニークな色使いも特長。
バッグやポーチ、マスクなど、帰国してからもアロハな気分に浸れるグッズが満載。

アパレルでチェックしたいのは『Kiholo Kai(キホロ・カイ)』。アロハシャツブランドとして世界的に有名な『Reyn Spooner(レイン・スプーナー)』の元CEOを務めたKirk Hubbard(カーク・ハバード)氏が立ち上げたブランドです。日本でプリントしたこだわりの生地をハワイで丁寧に縫製したアロハシャツは、現地での注目度も高く、多くの会社がユニフォームとして採用しているそう。帰国してから着られるシックなデザインも多いので、パートナーのお土産に是非! バッグやマスクなどのチェックもお忘れなく。

Kiholo Kai(キホロ・カイ)
土日定休。月曜~金曜、9:00~16:30
https://kiholokai.com/

フラやファイヤーダンスのショーを観ながらのディナー。

ダンサーたちの迫力あるショーに触発され、踊りだすゲストも多数。

ディナーにはハワイらしさを全身で感じられるレストランを。『Hilton Hawaiian Village(ヒルトン・ハワイアン・ヴィレッジ)』の『Waikiki Starlight Luau(ワイキキ・スターライト・ルアウ)』では、ハワイアンミュージックの生演奏に合わせて、迫力満点のフラやファイヤーダンスを観ながら美味しいハワイアン料理のビュッフェを楽しめます。ルアウとはハワイ語で”宴”の意味。まさにハワイらしさ満点の思い出になる宴に。是非一度は体験してみて。

ロミサーモンやカルアポークなどハワイの伝統料理がたくさん並ぶブッフェ。

Waikiki Starlight Luau(ワイキキ・スターライト・ルアウ)
月・火・木・金・日曜(雨天中止)17:30〜開催。
プレミアム席:大人(12歳以上)$210.00、子供(4〜11歳)$150.00
ゴールデンサークル席:大人(12歳以上)$170.00、子供(4~11歳)$110.00

キッチンもランドリーもついて暮らすように過ごせる『The Grand Islander Hilton Grand vacations Club』にステイ

独立したベッドルーム。広いベッドでいつもより安眠できそう。(部屋のタイプにより異なります)
ワイキキのホテルはシャワーのみが多いが、バスタブもついている。ワイキキを眺めながら至福のバスタイムを。(部屋のタイプにより異なります)
オーブンレンジや電子レンジも備え付けられたフルキッチン。炊飯器まであるのが嬉しい。調理器具や食器類も完備。

今回滞在したのは、広大な敷地にホテル棟がいくつも点在する『Hilton Hawaiian Village (ヒルトン・ハワイアン・ヴィレッジ)』内の『The Grand Islander Hilton Grand vacations Club(ザ・グランドアイランダー・ヒルトン・グランド・バケーションズ・クラブ)』。こちらは高級コンドミニアムタイプの部屋に週単位で宿泊できるタイム・シェアの部屋。通常のワイキキのホテルよりも格段に広いのが特徴。リビングルームとベッドルームは別に、キッチンやランドリーも完備。洗濯も料理もできるのは嬉しい。

タワー専用のプールはヴィレッジ内の他のプールに比べて落ち着いた雰囲気。
毎週金曜のヒルトンの花火。間近で鑑賞したい。

The Grand Islander Hilton Grand vacations Club
(ザ・グランドアイランダー・ヒルトン・グランド・バケーションズ・クラブ)
https://www.hgvc.co.jp/oahu/grand-islander-hgvc/

タイムシェア・プログラムについてはこちらから。
https://www.hgvc.co.jp/timeshare/

ハワイへのフライトは安全・安心のJALで。

日本→ホノルルのフライト時間6.5〜8時間。ホノルル→日本のフライト時間は7.5〜10時間。季節によって変更する。
職人が握ってくれる『鮨 鶴亭』。シーズンに合わせて3ネタを週替わりで提供。何度でもおかわり可能。

メディアツアーのハワイへのフライトは、JALの羽田便を利用。 ハワイ便は夜遅めのフライトなので、仕事が終わってからでも間に合いました。

JALファーストクラスラウンジでは、職人が握る週替わりの寿司や人気のJAL特製オリジナルビーフカレー、 JAL特製ラーメンなど美味しい食事が満載。ドリンクも日本酒やワイン、シャンパンなど種類豊富なラインナップ。シャワールームも利用できるので、リフレッシュしてから搭乗して機内でぐっすり眠むれば、到着してからもアクティブに過ごせそう。

機内でのきめ細かなサービスはもちろん、ハワイからの帰国便でもチェックインなどで日本語が通じる安心感もJALのフライトならでは。

JAL
https://www.jal.co.jp/jp/ja/inter/route/hawaii/newtrip/

以前と変わらない気持ち良い風が出迎えてくれたハワイ。美しい自然を取り戻し、マラマ (ハワイ語で”思いやる心”)なスピリットに満ち溢れた島は、より魅力的な場所に。ハワイへの旅はやっぱり格別でした。

協力・JAL
https://www.jal.co.jp/jp/ja/inter/route/hawaii/newtrip/

The Grand Islander Hilton Grand vacations Club
(ザ・グランドアイランダー・ヒルトン・グランド・バケーションズ・クラブ)
https://www.hgvc.co.jp/oahu/grand-islander-hgvc/

ハワイ州観光局
https://www.allhawaii.jp/malamahawaii/

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