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【器好きのいつもの食卓】こつこつ集めた作家ものの器に刻まれる家族の歴史。

器好きで知られる「お米農家やまざき」山﨑瑞弥さん、山﨑 宏さんに、いつもの食卓を見せてもらった。
  • 撮影・徳永 彩　文・嶌 陽子

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大きな木のテーブルをにぎやかに彩る、さまざまな形や色、質感の器。2人の子どもたちも幼い頃から陶器や漆器を使ってきた。「大事に扱うことを自然と覚えてくれているようです」
家族めいめいの前に並んだお茶碗とお椀。周りには、自家製の梅干しや味噌、ぬか漬けが盛られた小皿の数々が並ぶ。グレーのひし形の取り皿は、現在、岡山で作陶する林拓児さんのもの。
額賀章夫作の大皿に盛られた“酢鶏”。「我が家ではお酢の代わりにレモンを使います。爽やかな風味になるんです」
山﨑瑞弥さん（左） 山﨑 宏さん（右）
キッチンと背中合わせの、作り付け食器棚。ガラスの引き戸付きの棚には、さまざまな作家の器がずらり。オープン棚には大皿や、じっくり乾かしたい木の器などを収納。
きれいに重ねられた器の中に、瑞弥さんが器好きとなるきっかけになった額賀章夫作の黄土色の小皿が。
水屋箪笥に収納しているのは、骨董の器が多い。骨董品は、信頼するネットショップで買うこともある。
シンク横のステンレス製水切りかごは、京都の『辻和金網』のもの。当たりが柔らかいので傷つきにくい上、編目がねじれているため、器を置いても動きにくいのが魅力。
シンク横の水切りかごで水を切った後、さらに別のかごに入れて、徹底的に乾かす。漆など傷つきやすいものは東京の『松野屋』の竹かごに。柔らかく、風通しもいい。
山﨑さん夫妻が結婚してすぐに買った古い水屋箪笥。「ガラスの引き戸の“田の字”形に惹かれて」と瑞弥さん。下の引き出しには季節柄、使わない器などをしまっている。
おやつなどによく作るという桜えびと春菊のおむすびは、林拓児作の大皿に。細かい貫入が美しい。
上・印判や染付など、日常使いできる骨董の器。稲穂が描かれた中皿、豊作の象徴・ふくら雀モチーフの小皿など、農家らしいセレクト。　下左・くまがいのぞみ作の耐熱皿。「ドリアやグラタンはいつもこれで作ります。子どもたちも喜んでくれるので」　下右・色合いの美しさが特徴的な、吉村和美作のスープボウルやプレート。「青いカップには、ヨーグルトやデザートがよく映えるんです」
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TAGS
#うつわ #お米農家やまざき #キッチン #ダイニング #フード＆クッキング #器 #家族 #山﨑宏 #山﨑瑞弥 #愛用 #食卓 #食器

※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ（税抜き）の価格となります。

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