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卵、牛乳、バターは一切ナシ。
やさしい甘みの雑穀スイーツ簡単レシピ vol.1

腸にいい食材、と注目されている雑穀。楽しく取り入れるにはおやつにするのも手。

「おおらかに作れるのが雑穀スイーツのいいところ」と話すのは、料理研究家の深澤大輝さん。

「雑穀をスイーツにするときは、まず炊くことから始まりますが、雑穀と同量かひたひたの水で焦がさないように炊くのがポイント。最初は中火で、沸騰後は弱火にして、柔らかくなったら炊き上がりです。あとは細かいことを気にせず、ざっくり作れば大丈夫です」

気をつけるのは、クリームがゆるくならないよう、炊き上がりの段階で雑穀の水分をなるべく飛ばしておくこと。

季節の果物やドライフルーツ、豆乳などを合わせて甘さ控えめ。でもよく噛むおかげで、満足感はひとしお。ぜひ覚えておきたいレシピを紹介します。

 

ひえのフレッシュチーズケーキ風

豆乳とレモン汁で作るヨーグルトに、ミ ルキーなひえがやさしい口当たり。

豆乳とレモン汁で作るヨーグルトに、ミ ルキーなひえがやさしい口当たり。

材料(8人分) 豆乳500㎖ レモン汁大さじ5 ひえ75g 長芋75g きび砂糖40g 好みのジャム(今回はカシスジャム)適量
作り方 
1.豆乳のパックにレモン汁を入れ一晩おく。
2. 1が固まったら、ザルとキッチンペーパーなどでしっかり水切りする。
3.鍋にひえと同量の水(分量外)を入れ、沸騰後ふたをして15分ほど弱火で炊く。
4.ボウルに皮をむいてすりおろした長芋と③の熱々のひえ、きび砂糖を入れてよく混ぜ、もったりしたら②の豆乳ヨーグルトを入れてよく混ぜる。
5.ラップで茶巾のように包み、冷蔵庫で冷やす。好みのジャムをかけていただく。


 

はと麦のドライフルーツ羹

コロンとしたはと麦が目にも涼しげ。噛むほどに広がる自然な甘みを楽しむ。

コロンとしたはと麦が目にも涼しげ。噛むほどに広がる自然な甘みを楽しむ。

材料(作りやすい分量) デーツ120g 干しあんず90g 水500㎖クコの実15g はと麦50g 粉寒天4g シナモンスティック1本(なければパウダー2振り)
作り方 
1.ボウルに、デーツ、あんず、水を入れて一晩おく。
2.30分ほど浸水させたはと麦を、ひたひたの水(分量外)で、ふたをして柔らかくなるまで20分ほど弱火で煮て、水切りする。
3.別の鍋に粉寒天と折ったシナモンスティック、①の水分だけを入れ、沸騰したら3分ほど火にかけ、漉して粗熱を取る。
4.型に2のはと麦、熱湯で戻したクコの実、①の残りの果実を詰め、3の寒天液を流し、冷やし固める。


 

高きびキャラメル

舌でとろける、まさに生キャラメル!高きびのキュッとした歯ごたえが好相性。

舌でとろける、まさに生キャラメル!高きびのキュッとした歯ごたえが好相性。

材料(作りやすい分量)
高きび100g 洗双糖(またはきび砂糖)200g ココナッツクリーム(ココナッツミルクを冷やして固まった部分)50g ココナッツオイル(固形)50g
作り方 
1.熱湯に30分ほどつけた高きびと同量の水(分量外)を鍋に入れ、ふたをして柔らかくなるまで25分ほど煮て、水切りする。
2.フライパンに洗双糖を入れ、中火にかけよく焦がす。
3.全体の8割くらいが焦げてきたら、ココナッツクリーム、ココナッツオイルを加えて混ぜ、なめらかになるまでよく練る。
4. 3に1の高きびを少し残して加え、型や皿などに流し、粗熱が取れてから3時間ほど冷やして固める。
5.柔らかめに固まったキャラメルを好みの大きさに切るか、ちぎって残りの高きびをトッピングする。


 

◎深澤大輝さん 料理研究家/食と心の研究所「ユグラボ」主宰。素材のいのちを活かす呼吸の料理を提案する傍ら、食を通した心身の総合ケア、フードサイコロジーを提唱

クロワッサン905号『腸・健康法』(2015年7月25日号)より

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