そのイライラは栄養不足かも? チェックリストで不足している栄養素を確認。
撮影・MEGUMI 文・後藤鈴子
「現代は、摂取カロリーは充分足りているのに、ある栄養素が極端に不足している“栄養失調”の人が多いんです。極端に不足した栄養素を補うだけで、ストレスに強い体質を手に入れることができますよ」と言うのは、栄養療法専門クリニックの溝口徹さん。
「ストレスは、実は脳で感じるものなんですが、脳は栄養によってコントロールされています。食生活を少し変えるだけで、ストレス症状は日々改善することができます。まずは不足している栄養素を知ることが大切です」
脳に不足している典型的な栄養素によって、「タンパク質欠乏タイプ」「鉄欠乏タイプ」「ビタミンB欠乏タイプ」「亜鉛欠乏タイプ」「低血糖タイプ」の5つに分けることができるそう。
「タンパク質欠乏タイプとは、感情を伝達する脳内ホルモンの主原料であるタンパク質が不足している人です。脳内ホルモンの働きがダウンして、ストレスに負けやすくなってしまいます」
女性に多いのが、鉄欠乏タイプで、閉経後の女性にも見られる。
「日本人のほとんどが鉄不足だと思うぐらい、食事で補いきれない栄養素です。やる気や集中力が低下した状態が続く上に、体温も下がって“冷え”に悩まされるようになります」
ビタミンB群はタンパク質や糖質、脂質をエネルギーに変換するときに必要な栄養素で、消費が激しいのが特徴。
「常に消費しているので、気がつかないうちにビタミンB欠乏になっている人も多いと思います。不安、イライラ、焦燥感などの症状が出ます。普段からなるべく糖質を控え、その代わりに肉をしっかり食べることが大切です」
そして、亜鉛欠乏タイプはお酒の好きな人に多く見られる。
「亜鉛はアルコールを分解するときに消費されます。酒量が多い人は知らぬ間に不足していることも。不足するとやる気がなくなる症状のほか、うつや不安障害にもつながるので要注意です」
このほか、糖質を多く摂る人に見られる低血糖タイプがある。
「糖質を摂取した直後は、血糖値が急上昇して一時的に元気になりますが、
2〜3時間後には血糖値が急低下。血糖値が下がった低血糖状態のときに、脳のホルモンバランスが乱れ、だるさや眠気を強く感じるようになります」
次ページからの表で自分のタイプをチェック。