ストレスによる不安を抱えている間じゅう、戦闘モードの交感神経はずっと優位な状態。それが慢性化すれば疲れてしまうのは当然のこと。だからこそ、自分の中でオンとオフの時間を作ることが大事、と吉野さん。
「とくに主婦業は朝起きてから夜寝るまでが長く、自分の時間を持ちづらい。だからこそ副交感神経を優位にする休息の時間が必要です。たとえば一日3食作るのではなく、朝食を作るときに昼の分の簡単なお弁当を作ってしまう。午後の2時から4時までは自分の時間、と区切ってやりたいことをやるなど、意識して休息の時間を設けましょう」
リモートワークで夫が四六時中家にいるという人は、自分だけサボっていると思われないか、不安になるかもしれない。しかし、「休息」=「サボる」ではない。休息はその後、いいパフォーマンスを出すための切り替えの時間と捉えて、堂々と自分時間を満喫すること。