毎日の掃除で、汚れるヒマなし! プロは自宅でここまでやる。
場所ごとの汚れに合わせたプロならではの掃除方法と、朝から日中、夕食後から夜にかけての一日のルーティン術を追った。
撮影・黒川ひろみ 文・嶌 陽子
【夕食後】食器洗いのついでに、シンクをピカピカに。
夕食後の後片づけの仕上げに、水はねや油汚れなどがついたシンクをきれいにする。基本のアイテムはスポンジとクエン酸水(400mlの水にクエン酸小さじ1・1/2を溶かしスプレーボトルに入れたもの。牛尾さんは1日で使い切るようにしている)。食器を洗った後、シンクにクエン酸水を吹きつけ、スポンジでこするだけ。油汚れが気になる時は、セスキ水か食器用洗剤を使う。その際、ゴミ入れもスポンジで洗う。「食器を洗う感覚で毎日洗います。基本は食材のカスが入っていただけ。放置しているから、汚れがひどくなるのです」。蛇口のまわりや排水口も毎晩きれいにしておけば、翌朝すっきりとした気持ちで、再び料理に取りかかれる。
【入浴後】浴槽の湯を抜いている間にすませる簡単掃除。
少しでも放っておくと、すぐにカビや水垢などがついてしまう浴室。一度つくと、なかなかとりづらいのが悩みだ。牛尾さんは入浴後の掃除を習慣にしている。浴槽の湯を抜いている間に床をざっとこすり洗い。その後、スクイージーなどを使って浴室内の水気をとる。「蛇口や浴槽まわりは、身体を拭き終わったバスタオルで拭いてしまいます」。排水口のゴミも取り除いてアルコールスプレーをひと吹き。時間にすれば5分程度の習慣で、浴室のカビや汚れがかなり防げる。ついでに洗面台や蛇口まわりも拭けば、一石二鳥だ。
浸け置き、吸い取り。“しっかり掃除”も定期的に。
牛尾理恵(うしお・りえ)●料理研究家。手軽に作れて栄養バランスの良い料理が人気。近著に『ラクして続く、家事テク』(朝日新聞出版)、『ほぼ10分でトロッとなる煮込みです。』(池田書店)。
『クロワッサン』987号より
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