くらし

毎日の掃除で、汚れるヒマなし! プロは自宅でここまでやる。

  • 撮影・黒川ひろみ 文・嶌 陽子

【朝】夜に積もった埃が舞い散る前に、床を掃除。

毎朝食後に20〜30分かけて掃除をするのが牛尾さんの日課。「埃は夜のうちに床に落ちて積もっています。日中に動き回ると、それが再び舞い散ってしまう。だから朝必ず、掃除機をかけるんです」。掃除機で埃やゴミをとった後、拭き掃除でその他の汚れをとる。この順番で、リビングからキッチン、洗面所、玄関のたたきまで、家じゅうの床をきれいにしている。掃除をする前は、ダイニングの椅子をテーブルにのせておくのが習慣だ。面倒そうにも思えるが、実は掃除がぐっとしやすくなるうえ、椅子の脚につく汚れをこまめに取り除けるというメリットも。一方、床の拭き掃除には使い捨てのウェットシートを使用するなど、負担をできるだけ減らす工夫も忘れない。

《日中動き回る前に掃除機をかける》夜に床に落ちた埃が歩き回ることで再び部屋じゅうに舞い散らないよう、朝のうちに掃除機がけ。マキタの充電式クリーナーを愛用。
《ウェットシートで埃以外の汚れとり》埃やゴミ以外の汚れはティディのフロアタイプのモップにウェットシートをつけて拭き掃除。家じゅうの床を1枚のシートで拭く。
《トイレの床にはアルコールを足す》トイレの床も同じシートで掃除。その際、アルコールをスプレーして拭くと、乾いてきたシートの拭き取り力も上がり、除菌もできる。
《家じゅうを拭いたらシートを裏返し》リビング、廊下、トイレなど全ての床を拭き終わったら、シートをモップから外す。シートのきれいな面が外側になるよう裏返す。
《玄関のたたきを拭いて仕上げ》泥などがついて、意外と汚れている玄関のたたき。ウェットシートのきれいな面を使い、拭き掃除完了。シート1枚で家じゅうがきれいに。

【日中】仕事や家事の合間の“ちょこちょこ掃除”がコツ。

《水はねがついた鏡をアルコールで拭き掃除》洗面所の鏡の手垢や水はねが目立ってきたら、アルコールを吹きつけ、マイクロファイバークロスでひと拭き。専用の洗剤を使わなくても、きれいにとれる。その際には、蛇口まわりも同様に磨いておくと気持ちいい。
《冷蔵庫もこまめにアルコールできれいに》手垢や雑菌がつきやすい冷蔵庫の外扉は、アルコールと紙ウエス、もしくはキッチンペーパーで拭き掃除&除菌。面積が広いので、きれいになると全体の印象もアップ。庫内の汁がこぼれた場所にも、アルコール掃除が効果的。
《窓の内側の曇りも気づいた時に拭く》窓の内側の曇りが気になる時は、アルコールをしゅっと吹きつけ、マイクロファイバークロスで拭きあげる。外側を含めた窓の本格的な掃除は、年に一度、業者に依頼。そのタイミングでカーテンも洗濯機で洗濯している。
《ガス台の油汚れにはセスキ水が活躍》ガス台についた油汚れは、使用後、まだ温かいうちに水拭きだけで落とすことが多い。汚れがひどい場合は、セスキ水(400mlの水にセスキ炭酸ソーダ小さじ1を溶かしスプレーボトルに入れたもの)と紙ウエスで拭き取る。
《トイレは毎日、使ったついでに掃除》日中の早い時間帯、トイレを使った後にトイレットペーパーと拭き取り剤で簡単に掃除するのが日課。拭き取り剤だけはライオンの「まめピカ」を愛用。手垢や雑菌がつきやすいペーパーホルダーもこまめに拭いている。
《トイレットペーパーを使えば、手間いらず》毎日のことなので、雑巾を使っていると洗ったり干したりが面倒。トイレットペーパーを使えばその場でさっと掃除できる。便座の表や裏側、便器の内側も毎日拭き取り剤をつけて拭いておけば、汚れをためこまずにすむ。
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