くらし

高性能かつ小型に。いま買い足すべきスティッククリーナーはこの5台。

家事全般を家電とシェアする気運が高まる昨今。中でも掃除は最も進化が目覚ましい分野。買うべき最新機種をプロに聞いた。
  • 撮影・青木和義 文・菅野綾子

ここ最近の家庭用メインクリーナーは、キャニスター型からコードレススティック型に変わってきている。人気の理由を、家電コーディネーターの戸井田園子さんに聞いた。
「少し前まで、共働きの家庭などでは土日に集中的に行う“まとめ掃除”が主流でしたが、今は“小掃除”など、分散型が定着してきました。軽くてコンパクトなスティック掃除機を、いつも目につく場所に置いておけば、気になるときにささっと小掃除でき、埃やゴミを溜めてしまう心配もなし。結果、掃除に使う総時間もぐっと減ります」

充電池の大容量化の技術が進み、モーターも高性能かつ小型に。

スティッククリーナーの目覚ましい進化も、人気が高まった理由のひとつ。
「古いスティッククリーナーは吸引力が弱かったり、電池の寿命や駆動時間の短さがネックでした。しかし最近、モーターも高性能かつ小型に進化。充電池の大容量化も進み、バッテリーの寿命も以前は3〜4年だったものの、今は国産のもので8〜9年は持つようになるなど、メインクリーナーとして活躍する実力は充分です。掃除機はフロアや用途別に平均2〜3台持ちが主流になりつつあるので、すでに持っているキャニスター型は大掃除用に取っておき、普段使い用に最新のスティッククリーナーを買い足すのがおすすめです。お掃除が苦手な人ほど、ぜひ家電に投資をしてみてください」

魅力的な技術を搭載した最新モデルの中でも、今買うべきおすすめの5台を戸井田さんに教えてもらった。
「軽量ボディで女性やシニア層に圧倒的支持を得ているのはシャープ。片手ですっと持ち上げられるので、高いところを掃除する時にもはたき感覚で使えます。一方、確かな吸引力で依然人気なのは、ダイソン。そのパワーは別格で、拭き掃除をしたかのように床がピカピカになります。軽さと吸引力のバランスが絶妙なのは日立。アタッチメントの種類も豊富で、場所に適した掃除ができる国産らしい1台。収納せず、常に出しておくものだからこそ、デザインにもこだわっているのが三菱。リビングや玄関先に置いたときの存在感がさりげなく、ストレスのない操作性も魅力です。アナログ的な発想が逆に新鮮なのがアイリスオーヤマ。静電モップ付きで、埃取りとゴミの吸引を同時に行うことができます」

ここでは、この5台の特徴をより具体的に解説。重視したいポイントや使用するシーンに合わせて、まずは1台、買い足してみては。

家電コーディネーター 戸井田園子さん
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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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