くらし

【編集部こぼれ話】忠犬小次郎とともに、3日にわたるお料理撮影。

“100文字レシピ”でおなじみ、料理家の川津幸子さんの記事をどどんと28ページ担当することになりました。

品数でいうと52品。単行本が1冊作れるのではないかという量でして、スタッフは3日間、朝から晩まで川津さんのお宅にお邪魔する計画をたてました。

私たちが到着するころには既に料理の下ごしらえで大忙しの川津さんのお手をわずらわせないよう、2日目以降は、勝手にクローゼットからハンガーをお借りしてコートをかけたり、荷物を置いたりと、まさに勝手知ったる他人の家状態。なんだろう、この実家に帰ってきたかのような感じ…と、ライターさんと話しあったのですが、それは川津さんのおおらかなお人柄と、撮影中、ずっとそばにいてくれた愛犬小次郎くんのおかげだと思います。

10歳になるという小次郎くん、静かに撮影の様子を見ているので、手のあいたスタッフがかわるがわる、もふもふ撫でるのですが、とろーんと眠くなるようで次第に体がゆらゆらとしてくるのです。ああ、かわいい、このまま寝かせつけてしまいたい…と思ったら、ガクっとなりすぎてお目目パッチリになってしまったり(笑)。3日間、ずっと我々を和ませてくれました。

おいしそうなにおいのするなか、撮影の邪魔をすることもなく、本当におりこうさんでしたが、なぜか夕方になると決まってワンワンワン! と。

お母さんによりますと「いつもの散歩に連れてってくださいよ」と言ってるらしく、がまんさせちゃって、ごめんなさい(でも、本当に一鳴きするだけで、すぐおとなしくなるんです。エライなあ。ちなみにお散歩は夜に連れて行ってもらったそうです)。

というわけで、小次郎くんの協力もあって出来上がった堂々28ページ、おいしくって簡単なものばかりですので、ぜひ、作ってみてくださいね。(編集M)

カメラマンとともに、撮影した写真の出来栄えを厳しくチェックする小次郎くん。「母は料理で忙しいので、僕が代わりに見ましょう」と言っているとかいないとか。

『クロワッサン』969号特集「川津幸子さんから忙しいあなたへ おいしく安心な料理を手早くつくる知恵。」編集部こぼれ話

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