“100文字レシピ”でおなじみ、料理家の川津幸子さんの記事をどどんと28ページ担当することになりました。
品数でいうと52品。単行本が1冊作れるのではないかという量でして、スタッフは3日間、朝から晩まで川津さんのお宅にお邪魔する計画をたてました。
私たちが到着するころには既に料理の下ごしらえで大忙しの川津さんのお手をわずらわせないよう、2日目以降は、勝手にクローゼットからハンガーをお借りしてコートをかけたり、荷物を置いたりと、まさに勝手知ったる他人の家状態。なんだろう、この実家に帰ってきたかのような感じ…と、ライターさんと話しあったのですが、それは川津さんのおおらかなお人柄と、撮影中、ずっとそばにいてくれた愛犬小次郎くんのおかげだと思います。
10歳になるという小次郎くん、静かに撮影の様子を見ているので、手のあいたスタッフがかわるがわる、もふもふ撫でるのですが、とろーんと眠くなるようで次第に体がゆらゆらとしてくるのです。ああ、かわいい、このまま寝かせつけてしまいたい…と思ったら、ガクっとなりすぎてお目目パッチリになってしまったり(笑)。3日間、ずっと我々を和ませてくれました。