【肩ロース煮豚】松田美智子さんに教わる、旬の完熟梅を使ったレシピ
梅酒をたっぷり使うことで塊肉も柔らかく仕上がり、日持ちする。
撮影・鍋島徳恭 文・松本あかね
【材料(作りやすい分量)】
豚肩ロース塊肉…500g(タコ糸でしばる)
日本酒の梅酒…大さじ3
A[水…3カップ 酒…1カップ 日本酒の梅酒の梅…1個]
B[日本酒の梅酒…1/4カップ 梅醤油…適量]
梅醤油…適量
梅醤油の梅(3カ月以上漬けたもの)…適量
【作り方】
1. 豚肩ロースに梅酒をすり込み、2時間から1晩、冷蔵庫におく。
2. 土鍋にAを煮立て、(1)とBを加えて再び煮立て、あくと脂をすくい蓋をし、弱火で20分煮る。
3. 竹串で刺し、ピンク色の肉汁が上がったら火を切り、蓋をして室温になるまでおく。
4. 好みの厚さに切って梅醤油をかけ、梅醤油の梅の果肉を刻んで添える。
材料に記載している太字の梅は以下の作り方を参考に▼
完熟梅の下処理
日本酒の梅酒
日本酒の梅酒は肉・魚の臭みを取り、柔らかくする効果も。調理酒ではなく飲んでおいしい純米酒を使って。
【材料】
完熟梅…500g
日本酒…500ml(純米辛口がおすすめ)
【作り方】
消毒した密封瓶に完熟梅を入れ、日本酒を注ぐ。2カ月ぐらいから調味料として使える。
梅醤油
梅数個でできる調味料。鰹節や昆布などを少し足すと旨みが加わる。漬けた梅は刻んで薬味や炒め物に。
【材料】
醤油…3カップ
完熟梅…3個
【作り方】
1. 消毒した瓶に醤油、完熟梅を入れ、折ったペーパータオルで蓋をしてから瓶の蓋をする。冷蔵庫に2週間おき、梅が沈んだらペーパータオルを取り除く。
2. 1カ月ほどで梅の風味と酸味が醤油に移る。そのまま冷蔵庫で保存し、風味が薄くなったら冷凍した梅、醤油を足す。
※漬けた梅は刻んでおむすびの具、冷奴の薬味、炒め物に。
『クロワッサン』1141号より
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