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「ブランディングディレクター」福田春美さんが手みやげに推薦!『近江屋洋菓子店』の「フルーツポンチ」

撮影・青木和義 文・辻さゆり

歓声が上がり話題が広がる、フレッシュなデザート。

ケーキや焼き菓子、バームクーヘン、パンなど、種類豊富な商品が揃う昭和の香りが残る老舗。写真のフルーツポンチは3,880円、箱入りは4,050円。店頭に並ぶのは13時以降で、季節によって果物は替わる。
ケーキや焼き菓子、バームクーヘン、パンなど、種類豊富な商品が揃う昭和の香りが残る老舗。写真のフルーツポンチは3,880円、箱入りは4,050円。店頭に並ぶのは13時以降で、季節によって果物は替わる。

ライフスタイルストアやホテル、プロダクト、企業などのブランディングを手がけている福田春美さんお気に入りの手みやげは、東京・神田の老舗『近江屋洋菓子店』のフルーツポンチだ。

「ピンクのリボンもラッピングもかわいいから、開けた途端『わーっ』と盛り上がります。初めてホームパーティでこれを見た時、『えー! 近江屋さんにこんなの売ってたっけ?』と思いました。アップルパイが好きでよく行っていたのに、これを見逃していたことを激しく後悔。それからはお店でフルーツポンチを見つけると、手みやげ用と自分用と2つ買います。いろいろな果物が入っているから、食べ始めると止まらなくなるんです」

近江屋洋菓子店は1884年創業。アップルパイや季節の果物を使ったケーキが有名だ。フルーツポンチはその日の朝に市場で仕入れた新鮮なフルーツで作るため、季節によって瓶の中身が替わる。

「老舗だから知っている人も多くて、みんな自分なりの『近江屋洋菓子店』のこだわりポイントがある。だから手みやげで持って行くと『シャインマスカットの時季になると必ず買いに行く』『インスタに投稿されているきれいにケーキを切り分ける動画が好き』とみんなが語り出して、しばらく“近江屋トーク”になります。そこから近江屋さんがある神田周辺の、どのお店に立ち寄って何を買うかまで話が広がっていって楽しいですね」

地方出張が多い福田さんは、行った先でいつも小さな手みやげを買って帰り、自宅のストックボックスに入れておくという。

「塩やおせんべいといった食品から、手ぬぐいや鍋敷きなどのちょっとした道具もあって、人に会う時はそこから喜んでくれそうなものを選んでいます。昔はそこまで気が回らなかったのですが、いつも持って来る友人を見て素敵だなと。手みやげを買う時間がない時に便利ですよ」

「ブランディングディレクター」福田春美さんが手みやげに推薦!『近江屋洋菓子店』の「フルーツポンチ」

●近江屋洋菓子店(おうみやようがしてん)
東京都千代田区神田淡路町2・4 
TEL.03・3251・1088 
営業時間:9時〜19時(日曜・祝日は10時〜17時30分)、無休。

  • 福田春美

    福田春美 さん (ふくだ・はるみ)

    ブランディングディレクター

    札幌出身。「HOTEL moksa」「百茶一芯」などのブランディングを手がける。8月には、TSIのライフウェアブランド「wagona」を立ち上げた。著書に『ずぼらとこまめ』(主婦と生活社)など。

『クロワッサン』1125号より

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