華やかな組み合わせ、サーモンとオレンジのエスカベーシュ【小堀紀代美さんのレシピ】
シーフードの新しい食べ方と出合える果物とのフュージョン(融合)。冷えたワインとどうぞ。
撮影・小林キユウ スタイリング・矢口紀子 文・松本あかね
サーモンとオレンジのエスカベーシュ
オレンジ×サーモン
サーモンのピンクとオレンジが華やかな一皿。〝エスカベーシュ〞はフランス語で、揚げた魚を酢や香味野菜に漬けた料理のこと。ここではオレンジの果肉をたっぷり加えて、さわやかな甘酢風の仕上がりに。作って冷やしておき、味が馴染んだら食べ頃。
【材料(2人分)】
サーモン 1切れ(約200g)
オレンジ 1個
にんじん細め 1/2本(5mm幅の輪切り)
黄色パプリカ 1/2個(小さめの乱切り)
玉ねぎ 1/4個(薄切り)
イタリアンパセリ 3〜4本(ザクザク刻む)
マリネ液[白ワインビネガー 大さじ2、水 大さじ2、塩 小さじ1弱、はちみつ 大さじ1と1/2、ローリエ 1枚、カルダモン 3粒(あれば)、赤唐辛子 1本(半分にちぎる)]
塩・小麦粉・揚げ油・オリーブオイル各適量
【作り方】
1.サーモンは3〜4等分に切って水気を拭き、塩をふって15分おく。出てきた水気をさっと洗ってペーパータオルで拭い、小麦粉を薄くはたいて多めの油で揚げ焼きにする。
2.オレンジは皮と薄皮をのぞき、大きさを半分に切る。
3.にんじんは1分半くらいさっと茹でてザルにあげ、水気を切る。
4.マリネ液を鍋に入れて沸かし、はちみつをよく溶かし、バットに移してサーモン、オレンジ、にんじん、パプリカ、玉ねぎを漬け、冷蔵庫で冷やす。器に玉ねぎ以外を盛り付け、最後に玉ねぎをのせ、オリーブオイル少々をまわしかけ、パセリをのせる。
『クロワッサン』1119号より