くらし

コク+ザクっとした食感が新鮮、フリッター風天ぷら【瀬尾幸子さんのレシピ】

どこかホッとする味わいの定番調味料の、飽きのこない楽しみ方を料理家の瀬尾幸子さんに教わります。
自分流のアレンジにもぜひ挑戦して。
  • 撮影・小川朋央 スタイリング・矢口紀子 文・新田草子

フリッター風天ぷら

コク+ザクッとした食感が新鮮。
先に薄力粉とマヨネーズをよく混ぜ、もったりとしたら炭酸水を加える。

衣はマヨネーズでコクをプラス、炭酸水でサクサクになる。炭酸水をビールに代えると、さらに濃厚になる。

【材料(2人分)】
えび(小さめ)8尾
ブロッコリー 1/3個
オクラ 6本
衣[薄力粉 2/3カップ、マヨネーズ 大さじ2、炭酸水(冷やしたもの)100ml]
揚げ油・レモン・塩・粗挽き黒こしょう 各適量

【作り方】
1.えびは背わたを取り、尾を残して殻を剥く。腹に数カ所、横に切れ目を入れる。
2.ブロッコリーはひと口大の小房に分ける。オクラはガクのまわりの硬い部分を包丁で剥く。
3.ボウルに薄力粉とマヨネーズを入れてよく混ぜ、炭酸水を少しずつ加えて混ぜる。
4.3の衣にオクラをくぐらせ、160度の油で衣がカリッとするまで揚げる。同様にしてブロッコリーも揚げる。
5.揚げ油の温度を170〜180度にし、衣にくぐらせたえびを揚げる。すべて油をよく切って皿に盛り、粗挽き黒こしょうを加えた塩とレモンでいただく。

どの家の冷蔵庫にも必ずある、マヨネーズにケチャップ、ソース。すぐに味が決まって便利な一方で、いつも同じ使い方になってしまう……という声も。

「意外な調味料を加える、あるいは互いに混ぜ合わせると、新鮮な味わいが楽しめます」

とは、料理家の瀬尾幸子さん。

「マヨネーズは味のまとめ役になり、油分の少ない和食に少しコクを加えたい時にも便利です。ケチャップは、独特の甘さをしょうゆや辛みのある調味料で引き締めて使うと大人風に。凝縮された野菜のうまみがたっぷりのソースも、酸味を加えて“味変”したり、隠し味にもおすすめです」

瀬尾幸子

瀬尾幸子 さん (せお・ゆきこ)

料理家

身近な食材で作る、日々に寄り添うレシピをTVや雑誌、書籍で発信。『ラクうまごはんのコツ』(新星出版社)ほか、ベストセラー多数。

『クロワッサン』1102号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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