きりっとした味わい、ウスター生姜焼き【瀬尾幸子さんのレシピ】

中濃ソースより甘みが控えめなウスターソースが、しょうゆの輪郭を引き立てる名脇役に。みりんは加えず、きりっとした味わいに仕上げて。

【材料（2人分）】
豚生姜焼き用ロース肉 8枚
キャベツ 2枚
青じそ 2枚
A［生姜（すりおろし）大さじ1、しょうゆ 大さじ2、ウスターソース 大さじ1］
サラダ油 小さじ1
マヨネーズ 適量

【作り方】
1.キャベツと青じそは千切りにして水にさっとさらし、水気を切る。Aは小さめのボウルに混ぜ合わせておく。
2.フライパンを強火で熱し、サラダ油をひいて豚肉を焼く。片面に焼き目がついたら裏返し、合わせておいたAを加える。
3.肉に火が通ったらいったん取り出し、ソースを煮詰める。ソースにとろみがついたら肉を戻して絡める。
4.皿にキャベツと青じそを盛り、全体にマヨネーズを細く絞り出す。3の肉を盛り、フライパンに残ったソースをかける。

どの家の冷蔵庫にも必ずある、マヨネーズにケチャップ、ソース。すぐに味が決まって便利な一方で、いつも同じ使い方になってしまう……という声も。

「意外な調味料を加える、あるいは互いに混ぜ合わせると、新鮮な味わいが楽しめます」

とは、料理家の瀬尾幸子さん。

「マヨネーズは味のまとめ役になり、油分の少ない和食に少しコクを加えたい時にも便利です。ケチャップは、独特の甘さをしょうゆや辛みのある調味料で引き締めて使うと大人風に。凝縮された野菜のうまみがたっぷりのソースも、酸味を加えて“味変”したり、隠し味にもおすすめです」