くらし

少量から作れて好みの味にできる! 「ぽん酢」の作り方と活用法【重信初江さんのレシピ】

少量から作れて、何よりおいしい!
おなじみの調味料のレシピと活用法を紹介します。
  • 撮影・木村 拓 スタイリング・肱岡香子 文・嶌 陽子

手作りならではの柑橘の風味を堪能。

出来上がり量:120ml
保存期間:7日(冷蔵)

フレッシュな柑橘の香りが際立つのが手作りの魅力。「すだちやゆず、橙など、柑橘はお好みのものを。2種類以上を混ぜてもおいしいです。汁をこした後の昆布と削り節も、昆布を細かく刻めば炒め物などに使えます」

【材料(作りやすい分量)】
醤油 1/2カップ
A[水 大さじ2、みりん 大さじ1/2、砂糖 小さじ1]
柑橘の搾り汁(橙、かぼすなど好みで)大さじ2
昆布 3〜4cm角1枚
削り節 5g

【作り方】
1.醤油、A、柑橘の搾り汁をボウルに合わせ混ぜ、昆布と削り節を入れる。
2.冷蔵庫で一晩おき、こしてから使う(上写真)。

展開レシピはこちら! 

鮭とキャベツのバターぽん酢炒め

【材料(2人分)】
生鮭 2切れ(一口大に切る)
キャベツ(ざく切り)150g
玉ねぎ 1/4個(2〜3mm幅に切る)
サラダ油 大さじ1/2
A[ぽん酢 大さじ1と1/2、バター6g]

【作り方】
1.フライパンにサラダ油を熱して鮭を並べ、中火で片面2分ずつ焼く。
2.キャベツと玉ねぎを入れて強めの中火にし、鮭を崩さないように2分ほど炒め、仕上げにAを加えて全体に絡まるまで調味する。

使い切れて、好みの味にできる。その調味料、自分で作れます。

市販の調味料を買っても、使い切らないうちに賞味期限が過ぎてしまったり、塩気や甘さなどがいまいち好みに合わなかったり……。「それなら自分で作ってみませんか」と提案するのは料理研究家の重信初江さん。

「複雑な工程はなく、材料さえ用意すれば、火にかけるか混ぜ合わせるだけ。新鮮な味わいが楽しめます」

そこで今回は、おなじみの調味料の作り方と、それを使った料理を教えてもらった。奥行きがありつつも、くどくはなく、やさしい味わい。保存料などは一切入っていないので、体に安心な点もうれしい。その分、日持ちは市販のものより短いため分量は少なめに作って、早めに使い切るのがおすすめだ。

「手作り調味料の一番良いところは、塩気や辛さ、甘さなど、味を自分の好みのものにコントロールできることです。今回紹介するレシピをベースにしながらいろいろトライして、ぜひ自分の好みの味を見つけてください」

重信初江

重信初江 さん (しげのぶ・はつえ)

料理研究家

定番のおかずから世界の料理まで、簡単でおいしいレシピが人気。テレビや雑誌で活躍。『味つけご飯とおみおつけ』(東京書籍)など著書多数。

『クロワッサン』1102号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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