目利きがおすすめ、歯磨きのよき相棒、洗口液と歯磨き剤。

歯磨きをする際に欠かせない歯磨き剤は、配合成分をチェックして自分の目的に合ったものを。併せて洗口液を正しく使うと、ケアの効果がより高まる。

●ケアポイント解説
照山裕子（てるやま・ゆうこ）さん
歯科医、歯学博士。クリニックにて診療を続ける傍ら、『歯科医が考案 毒出しうがい』『新しい「歯」のトリセツ』など、口腔ケアについての著書も刊行。

洗口液には2種類あり、イオン系はバイオフィルム（歯垢の塊）の外から作用して破壊、歯面に再び付着しないように働きます。非イオン系は内部に浸透し、殺菌力を発揮。ただし、歯磨き剤の作用を打ち消すことがあるため、時間をあけて使用するのが望ましいです。

高い殺菌力が長時間続く薬用洗口液。

「歯間ブラシの先端につけても。」（美容愛好家、毛髪診断士認定講師／野毛まゆりさん）
「水で希釈して歯磨きの仕上げに使うのはもちろん、歯間ブラシの先端につけて使えば、歯茎までスッキリ!　睡眠中の菌の増殖を抑えるから、安心して就寝できます」。歯周病、虫歯、口臭の原因菌に長時間作用する、水で薄めて使うタイプのマウスウォッシュ。ほのかな冷涼感あり。

歯周病予防をはじめ８つの機能を処方。

「歯磨き後も長時間気持ちよさが続く。」（整理収納アドバイザー／中山真由美さん）
歯茎細胞を活性化して歯周病を防ぐとともに、歯を白くする、歯がしみる痛みを防ぐ、虫歯予防、口臭防止など8つの機能を一本に処方。「口の中がスッキリして、気持ちがいい感じが長時間保てています」。ロイヤルハーブミントなど3種のミント風味が揃い、気分によって選べる。

重量感あるガラスボトルも魅力的。

「デザインがよく、気に入っています。」（スタイリスト／大沼こずえさん）
「ガラスボトルで見た目もよいので、洗面台に出してあってもいい」と、ギフトコンシェルジュの裏地桂子さんさんもこちらを推す。ノンアルコールでスペアミントと甘くスパイシーなアニスシードの香りをミックスし、マイルドかつさわやかな洗口液。朝晩の歯磨き後や外出前に、10〜20mlを口に含んでうがいをしてから吐き出して。

電動歯ブラシは目的の部位に毛先を当てるだけで、決して動かしてはいけません。どうしても手を動かしてしまう、また強いモードが好みという人は、電動のパワーで歯を傷めてしまう心配も。研磨剤が入っていないジェル状の歯磨き剤か液体歯磨きを使うと安心です。

口腔内を健康に保ちながら美容ケア。

「指先につけて歯茎のマッサージにも。」（山本浩未さん）
「歯茎を引き締めて口中全体の血行促進などの効果が。これで口内マッサージします」。漢方・植物エキスを配合。独自開発の美容カプセルが口腔内に浸透して、肌の新陳代謝を促進してくれる。歯磨き剤と置き換えて、また指先につけて歯茎をマッサージして刺激するといったユニークな使い方も。

歯磨き剤はそれぞれ配合されている成分が異なります。虫歯予防にはエナメル質強化や再石灰化を促すフッ化物、歯周病対策なら殺菌と抗炎症成分、知覚過敏がある場合は象牙質にアプローチする成分、というように重点的にケアしたい部分を考え選ぶとよいでしょう。

薬用成分をシリーズの中で最大配合!

「磨き終わった後のツルツル感が抜群。」（編集K）
虫歯予防成分が歯垢を吸着除去し、歯の表面のミクロの傷を修復。また、歯の表層下にミネラルを補給してエナメル質を整え虫歯を予防。歯を白くし、歯槽膿漏や歯肉炎も防いでくれる効果も。「マイルドなミント風味で泡立ちもほどよいので、ゆっくり時間をかけて歯磨きしたくなります」。

天然由来100%で、優しい使い心地。

「塩ベースなので口の中がさっぱり。」（カメラマンK）
「天然由来の成分のみでできている、塩ベースの歯磨き剤です。磨いた後には口がさっぱりしておすすめ」。韓国・済州島の土壌で育まれたハーブ5種をはじめとする植物成分と、ミネラルをたっぷり含んだ海塩を配合。エコフレンドリーな韓国のブランドで、口腔内清浄や口臭予防にも優れている。

朝と夜、２種を使い分けて完全予防を。

「朝用と夜用で成分が異なる唯一の商品。」（歯科医師／照山裕子さん）
「朝用（汚れケア）、夜用（歯周病ケア）と目的に応じてしっかり成分が分かれている唯一無二の商品です。朝用はすっきりさっぱりと歯面がつるつるになり、夜用は研磨剤が入っておらずジェル状になっています」。朝は歯に負担をかけない、ホワイトニング効果も。

ディスペンサーで洗口液が習慣化。

「優しい使い心地で何本もリピート中。」（知的家事プロデューサー／本間朝子さん）
「口臭予防・洗浄・殺菌・抗炎症・出血予防・歯のコーティングなどの作用がオールインワンになっているので手軽なところもお気に入り。かざすだけで1回分の量が自動で出てくる便利なディスペンサーを使ってから、楽に注げるようになり習慣化しました」。

どこへでも持ち歩きやすいタブレット。

「タブレットを噛み砕くのも楽しい。」（編集C）
粒を噛み砕いて、歯ブラシを使って歯磨きに、水で口の中をすすいでマウスウォッシュとして、2ウェイで使える。「タブレットを噛むというのも新鮮で楽しく、その後に天然由来成分配合でさわやかな香りが口の中に広がります」。口臭を防ぎ、歯磨き剤として使えば歯石を除去し、歯を白くしてくれる。