歯磨きを助けてくれる、買い物上手が選んだオーラルケアグッズ。

歯ブラシひとつとっても多くの種類がある今、自分に合ったものを見つけることが何より大切に。いろいろ試しながら、自身のケアに最適なグッズ選びを。

●ケアポイント解説
照山裕子（てるやま・ゆうこ）さん
歯科医、歯学博士。クリニックにて診療を続ける傍ら、『歯科医が考案 毒出しうがい』『新しい「歯」のトリセツ』など、口腔ケアについての著書も刊行。

ブラッシングは、歯を1本ずつ磨くイメージで毛先を小刻みに動かす方法が確実ですが、とても手が疲れます。正しい当て方をマスターした人であれば、電動歯ブラシが便利。強く当てすぎるとアラートが鳴る、あるいはアプリと連動し磨き残しを知らせてくれる機種も。

しっくりと手になじみ磨き残しなし。

「カラーも豊富で気に入っています。」（フィジカルトレーナー／岡橋優子さん）
予防歯科先進国スウェーデンで最も購入されている歯ブラシ。長くしなやかなテーパー毛と短めのラウンド毛の2層構造で、磨き残しをなくしすっきり磨き上げる。グリップ部と背面が滑りにくい素材で手になじむ。「柔らかめで磨きやすく、持ちやすい。カラーバリエーションも豊富なのがお気に入り」。

豊富なサイズや毛の硬さから選べる。

「歯医者さんに褒められました。」（スタイリスト／地曳いく子さん）
ブラシヘッド部分の大きさや毛の硬さ、磨き心地の違う13種類から、自分の歯並びや口の大きさに合ったタイプを選ぶことができる。薄型ヘッドと超極細毛が歯周ポケットの奥の汚れをかき出してくれるのもポイント。「この歯ブラシに替えてから、歯医者さんにケアをほめられるようになりました」。

ピンポイントで汚れを取り除く極細毛。

「毛がしなやかで、磨きやすい。」（編集G）
デリケートで複雑な構造のインプラントにも安心して使用できる、極細でしなやかな毛先となっている。オペ後からメンテナンスまで、毛の硬さを替えてケアが可能。「インプラントはしていないですが、歯科医ですすめられて使い始めました。歯を1本ずつ丁寧に磨けるので、時間が取れる時にはこちらで」。

磨いた後に使うと歯垢の残りがわかる。

「磨き残しのクセを見逃さなくなった。」（編集H）
歯ブラシに小豆大ほどをのせ、歯面全体に塗って水で口を軽くすすぐと、歯垢の付着した部分が赤く染まり磨き残しがチェックできる。「気づかなかった歯磨きのクセが簡単にわかるのがいい。ただ赤く染まったところがすぐには落ちないので、外出前ではなく休日など時間に余裕がある時に使っています」。

舌のケアは、まず口臭予防に効果的です。また、舌に汚れがたまると味覚が鈍くなるといったこともあり、食べ物の味をおいしく感じられず、満足感が得られにくいという弊害も。このため、ダイエットの観点からも、舌のケアは欠かさず行うとよいでしょう。

（3）ライオン｜ノニオ舌専用クリーニングジェル

ジェルが汚れを浮かせて落としやすく。

「舌がとってもきれいになります。」（料理研究家、ごはん同盟／しらいのりこさん）
「専用ジェルがあるのもいい」と、しらいさんもクリーナーとセットで使用。ブラッシングだけでは落としにくい舌の汚れを、浮かせて落としやすくしてくれる。口臭の主な発生源となる舌の汚れに優しくアプローチする口腔化粧品。

（4）ライオン｜ノニオ舌クリーナー

ダブル機能で汚れを逃さずキャッチ。
高密度毛束が汚れを浮かせ、それをラバー・スクレーパーがしっかりキャッチ。ダブルの機能で舌を傷つけずに汚れを逃さず落としてくれる。コンパクトヘッドで磨きやすいのもうれしい。「ブラシが柔らかく、使い心地がいいです」。

製品によって形状や毛先の柔らかさもさまざまですが、どれも隙間にフィットするので、歯が傾いている場所や重なっている部分などのお手入れに適しています。口や歯が小さい女性では、タフトブラシだけで全体を磨いてまかなえてしまうようなケースもあります。

独自カットが細かな部位にフィット。

「普段、歯ブラシでは届きにくい部分に。」（編集T）
歯並びなどの問題で上手に歯ブラシが当てられない場合には、タフトブラシを使うという方法も。ヘッドが小さいため、奥歯の裏など普段の歯磨きでは届きにくい部分が磨きやすいのが特徴。「前歯の裏側や被せものの周りなど、きちんと歯ブラシが届いているか不安な部分はこちらでケアしています」。

超音波水流が歯間に残った汚れも除去。

「舌磨きのノズルがついているのも便利。」（編集Y）
歯ブラシだけでは取りきれないのが、歯間に残った汚れ。「今まではフロスを使っていましたが、うまく使えているかわからず。こちらはテクニックいらずで気持ちよく隅々まですっきり」。超音波水流が歯の表面だけでなく、歯周ポケットや歯間に残った汚れを除去。水圧は5段階から好みの強さで調整できる。