くらし

枝豆の美味しい茹で方・焼き方と、ひと手間かけた6つのアレンジレシピ。

  • 撮影・黒川ひろみ 文・小笠原章子

枝豆ハムとリコッタと枝豆レモンミントバター

●写真奥・枝豆ハムとリコッタ

清々しい枝豆のディップにハムとケイパーの塩気がアクセント。まろやかなリコッタと一緒にバゲットにのせれば、組み合わせの妙が楽しめる。

【材料(2人分)】
枝豆 1/2袋(125g・冷凍むき枝豆50gを加熱解凍しても)
塩 適量
スライスハム 1枚
ケイパー 小さじ1
オリーブ油 大さじ2
バゲット(スライス)4枚
リコッタチーズ 40g

【作り方】
1.枝豆は、前ページの「おいしい茹で方」と同様に塩で下味をつけて茹で、さやから取り出す。
2.枝豆、ハム、ケイパーはそれぞれみじん切りにしてボウルに入れ、オリーブ油を加えて混ぜる。
3.バゲットにリコッタチーズを塗り、2をのせる。

●写真手前・枝豆レモンミントバター

フレッシュなレモンとミント2つの香りが重なり合う至福の前菜。冷たいバターのコクが枝豆の甘みの引き立て役に。冷やした白ワインとどうぞ。

【材料(2人分)】
枝豆 1/2袋(125g・冷凍むき枝豆50gを加熱解凍しても)
塩 適量
レモン 1/4個
ミントの葉 5枚
ナンプラー 小さじ1/4
粗びき黒こしょう 少々
オリーブ油 小さじ2
バゲット(スライス)4枚
無塩バター(冷たいもの・薄切り)15g

【作り方】
1.枝豆は、前ページの「おいしい茹で方」と同様に塩で下味をつけて茹で、さやから取り出す。ミントは細かくちぎる。
2.1をボウルに入れ、レモンの皮をすりおろし、果汁を搾り入れる。ナンプラー、こしょう、オリーブ油を加えてあえる。
3.バゲットにバターと2をのせる。

枝豆の柚子こしょう和え

柑橘の風味と酒粕の芳醇な甘みを枝豆にまとわせたオツな味わい。冷酒片手に少しずつ箸をすすめて、おいしさの余韻に浸りたい。

【材料(2人分)】
枝豆 1/2袋(125g・冷凍むき枝豆50gを加熱解凍しても)
塩 適量
柚子こしょう 小さじ1
酒粕 20g
みりん・水 各小さじ1
白みそ 大さじ1

【作り方】
1.枝豆は、全ページの「おいしい茹で方」と同様に塩で下味をつけて茹で、さやから取り出す。
2.ボウルに酒粕、みりん、水を入れてふんわりラップをかけ、電子レンジ(600W)で40秒加熱する。白みそ、柚子こしょうを加えて練り混ぜる。1を加えてさっと混ぜ、冷蔵庫で1時間ほど味をなじませる。

枝豆と薬味の梅だし浸しと枝豆の紹興酒漬け

●写真右・枝豆と薬味の梅だし浸し

梅の風味がしみ込んだ枝豆と小気味いい野菜の食感が後を引く一品。サラダ感覚でさっぱり食べられる。

【材料(2人分)】
枝豆 1/2袋(125g・冷凍むき枝豆50gを加熱解凍しても)
みょうが 1個
きゅうり 1/2本
塩 適量
A[だし汁 1/2カップ 梅干し(種を取ってほぐす)1個 薄口しょうゆ 小さじ1/2 塩 小さじ1/4]

【作り方】
1.枝豆は、前ページの「おいしい茹で方」と同様に塩で下味をつけて茹で、さやから取り出す。みょうが、きゅうりは5mm角に切り、塩少々をふって軽く混ぜる。5分おいてからさっと洗い、水気をしっかりきる。
2.保存容器にAを合わせ、1を加えて全体を混ぜ、冷蔵庫で一晩おく。

●写真左・枝豆の紹興酒漬け

八角や香味野菜で香りづけした深みのある味がビールや紹興酒に最適。冷や奴やご飯にのせても美味。

【材料(2人分)】
枝豆 1/2袋(125g・冷凍むき枝豆50gを加熱解凍しても)
塩 適量
しょうが・にんにく 各1/2かけ
青じそ 4枚
A[八角 1個 紹興酒・酢・黒酢・しょうゆ各 大さじ1]

【作り方】
1.枝豆は、前ページの「おいしい茹で方」と同様に塩で下味をつけて茹で、さやから取り出す。しょうがはせん切り、にんにくは薄切りにする。青じそは細かくちぎる。
2.小鍋にAを合わせて火にかけ、煮立ったら火を止める。粗熱が取れたら1を加えてさっと混ぜ、冷蔵庫で一晩おく。

枝豆のエスニック炒め

爽やかなレモングラスとともにさやごと炒め焼きに。ナンプラーとにんにくの香りがアジア気分を誘う。

【材料(2~3人分)】
枝豆 1袋(250g)
塩 大さじ1
にんにく 1かけ
赤唐辛子 1本
サラダ油 大さじ1と1/2
A[水 1/4カップ ナンプラー 大さじ1 レモングラス(乾燥)10本]

【作り方】
1.枝豆は、前ページの「おいしい茹で方」の1〜3と同様に塩でもんでから洗い、さやの両端を切る。にんにくは粗く刻む。赤唐辛子は半分に折って種を取る。
2.フライパンにサラダ油大さじ1/2を中火で熱して枝豆を広げ入
れ、2分ほど焼き付ける。枝豆を端に寄せて空いたところにサラダ油大さじ1を足し、にんにく、赤唐辛子を加
え、にんにくがこんがりするまで炒める。
3.Aを加えてさっと混ぜ、ふたをして弱火にする。3分ほど蒸し焼きにしてふたを取り、水分がなくなるまで炒める。

髙山かづえ

髙山かづえ さん (たかやま・かづえ)

料理研究家

身近な素材を使った何度もつくりたくなるレシピが大好評。ワインソムリエの資格を持ち、おつまみのレパートリーも多数。

『クロワッサン』1097号より

1 2
この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

SHARE

※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

人気記事ランキング

  • 最新
  • 週間
  • 月間