くらし

広島県の広島焼き【松田美智子さんの郷土料理レシピ】

日本人の創意工夫が詰め込まれた郷土料理。
その食材や調理法に注目した松田美智子さんの解釈による、家庭に取り入れやすいレシピを聞きました。
  • 撮影・合田昌弘 文・秋山由佳里

【広島県】広島焼き

薄く焼いた小麦粉、キャベツ、豚肉、そばやうどん、卵などを重ね焼きにするのが特徴。お酒に合う、しょうゆで割ったソースをかけて。

【材料(1人分)】
豚三枚肉 4枚
キャベツ(千切り)3カップ
いか天(くだく)大さじ3
卵 1個
焼きそば 1玉
ごま油 適量
A[薄力粉 1/4カップ だし汁 1/2カップ]
粉がつお 大さじ1
ソース(ウスターソースとしょうゆを7対3で合わせたもの)
青のり各 適量

【作り方】
1.Aを合わせておく。
2.厚手のフライパンに薄くごま油をひき、豚肉を並べる。キャベツをのせて、1を回しかけ、押さえつけるようにして弱火で火を通す。
3.別のフライパンにごま油大さじ1を中火で熱し、焼きそばを炒めて、ヘラで2〜3カ所切り分ける。
4.2のキャベツの上に3をのせて、いか天を散らし、軽く押さえるようにしてさらに焼く。
5.別のフライパンにごま油を薄くひき、卵を割り入れて崩し、半熟に焼けたら4のいか天の上にのせる。もう少し焼いたら上下を返して、押さえつけるようにして焼き、蓋をして2〜3分蒸し焼きにする。
6.器に盛り、ソースをかけて、粉がつお、青のりをふる。

松田美智子

松田美智子 さん (まつだ・みちこ)

料理研究家、 テーブルコーディネーター

日本雑穀協会理事。台所道具や食器などの商品開発も手がける。『家庭料理は郷土料理から始まります。』(平凡社)など著書多数。

『クロワッサン』1091号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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