くらし

ミックスフライとタルタルソース【大庭英子さんのレシピ】

家で作るからこそ味わえる揚げたてのおいしさは格別。
少量でも手軽に作れて、下味をつけるからヘルシーに食べられる揚げ物レシピを教わった。
  • 撮影・青木和義 文・長谷川未緒

ミックスフライとタルタルソース

白身魚はタイを使ったが、タラや鮭で作ってもよい。
パン粉は手で軽く押さえるようにして、しっかり密着させる。

シンプルな味わいの白身魚とホタテのフライには、タルタルソースをたっぷりと。パセリの爽やかな香りが効いています。

【材料(2〜3人分)】
ホタテ貝柱 4個
白身魚 2切れ(160g程度)
塩・こしょう 各少々
薄力粉・溶き卵・パン粉 各適量
揚げ油 適量
キャベツのせん切り 100g
タルタルソース[ゆで卵(殻をむいてみじん切り)3個 マヨネーズ 60g 玉ねぎのみじん切り 大さじ2 ピクルスのみじん切り 大さじ1 パセリのみじん切り 大さじ2 レモン汁小さじ1、塩・こしょう 各少々]

【作り方】
1.タルタルソースの材料をボウルに入れて混ぜ合わせる。
2.白身魚は骨のあるものはそぎ取り、1切れを3等分に切る。
3.ホタテ、白身魚に塩・こしょうし、5~6分ほど置く。水気をふき、薄力粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつける。
4.揚げ油をフライパンの深さ半分まで入れて中温に熱する。ホタテを入れ、途中裏返しながら2分ほど揚げて取り出す。白身魚も同じように揚げる。
5.器にフライを盛り、キャベツを添え、タルタルソースをかける。

しっかりと下味をつけるのが揚げ物のコツ

フライパンで気軽に揚げて。

来客時はもちろん、ひとりの食卓でも揚げ物をよく作るという料理研究家の大庭英子さん。

「直径24cm程度のフライパンで気軽に揚げています。深さの半分程度まで米油を入れ、一度に揚げる量は表面積の半分くらいまで。そうすれば、油の温度が一気に下がることもありません」

揚げ物には下味をつけずに揚げて調味料をかけて食べるものと、下味をつけて揚げ、そのまま食べるものがあるが、今回は後者を中心に教わった。

「下味がついていると冷めてもおいしいですし、調味料は意外とカロリーが高いので、かけずに食べたほうが健康的。肉や魚は室温に戻して、新しい油を使って揚げさえすれば、誰でもおいしく作れますよ」

揚げ物のコツ

【コツ1】菜箸を油に入れ、全体から細かい泡が出る中温が基本。
【コツ2】揚げカスはこまめにすくい取ることで、焦げつきなどを防ぐ。
【コツ3】油切りは使わず、新聞紙とキッチンペーパーを重ねて洗い物を簡単に。
大庭英子

大庭英子 さん (おおば・えいこ)

料理研究家

身近な材料とふだん使いの調味料で作る、簡単で、やさしい味わいの料理が人気。『おいしい家庭料理の作り方』など著書多数。

『クロワッサン』1091号より

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

SHARE

※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

人気記事ランキング

  • 最新
  • 週間
  • 月間