くらし

短時間で出来るのも嬉しい、アボカドの豚肉巻きカツ【大庭英子さんのレシピ】

家で作るからこそ味わえる揚げたてのおいしさは格別。
少量でも手軽に作れて、下味をつけるからヘルシーに食べられる揚げ物レシピを教わった。
  • 撮影・青木和義 文・長谷川未緒

アボカドの豚肉巻きカツ

アボカドは切った後に皮をむくと、身が崩れにくい。
豚肉の端にアボカドを置き、くるくると巻いていく。

加熱したアボカドは、驚くほどクリーミー。豚肉に火が通ればいいので、短時間でできあがるのもうれしいメイン料理です。

【材料(2人分)】
アボカド(やや硬め・大)1個(250g程度)
レモン汁 少々
豚もも薄切り肉 6枚(150g程度)
塩・こしょう 各少々
薄力粉・溶き卵・パン粉 各適量
揚げ油 適量
ベビーリーフ 40g

【作り方】
1.豚肉はまな板に広げて両面に塩・こしょうを振る。
2.アボカドは包丁で縦に切り込みを入れてねじるようにして2つに割り、種を取る。半分をさらに縦3等分のくし形に切り、皮をむいてレモン汁をかける。
3.アボカドを豚肉で軽く巻き、薄力粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつける。
4.揚げ油をフライパンの深さ半分まで入れ、中温より少し高めに熱する。3を3切れ入れて中火で2分ほど揚げ、裏に返して1分ほど揚げて取り出す。油に残ったパン粉をすくい取り、残りも同じように揚げる。
5.器にアボカドカツを盛り、ベビーリーフを添える。

しっかりと下味をつけるのが揚げ物のコツ

フライパンで気軽に揚げて。

来客時はもちろん、ひとりの食卓でも揚げ物をよく作るという料理研究家の大庭英子さん。

「直径24cm程度のフライパンで気軽に揚げています。深さの半分程度まで米油を入れ、一度に揚げる量は表面積の半分くらいまで。そうすれば、油の温度が一気に下がることもありません」

揚げ物には下味をつけずに揚げて調味料をかけて食べるものと、下味をつけて揚げ、そのまま食べるものがあるが、今回は後者を中心に教わった。

「下味がついていると冷めてもおいしいですし、調味料は意外とカロリーが高いので、かけずに食べたほうが健康的。肉や魚は室温に戻して、新しい油を使って揚げさえすれば、誰でもおいしく作れますよ」

揚げ物のコツ

【コツ1】菜箸を油に入れ、全体から細かい泡が出る中温が基本。
【コツ2】揚げカスはこまめにすくい取ることで、焦げつきなどを防ぐ。
【コツ3】油切りは使わず、新聞紙とキッチンペーパーを重ねて洗い物を簡単に。
大庭英子

大庭英子 さん (おおば・えいこ)

料理研究家

身近な材料とふだん使いの調味料で作る、簡単で、やさしい味わいの料理が人気。『おいしい家庭料理の作り方』など著書多数。

『クロワッサン』1091号より

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