何にでも紅生姜をかける夫に腹が立ちます【林家たい平師匠とふなっしーのお悩み相談室】
撮影・青木和義 文・嶌 陽子 構成・堀越和幸
【お悩み】
私の夫は、食事の際、どんな料理を出しても紅生姜をかけます。炒め物、焼き魚、八宝菜、カレー、果てはパスタにまで。私が工夫していろいろな味付けをしているのに、すべて紅生姜の味にしてしまうのを見ると腹が立ちます。やめるように頼んでも「これがないと何だか落ち着かない」と。そういう問題でしょうか。どうやってやめさせたらいいですか?(40代・書店員)
たいっしー(以下、た) 別にやめさせることはないんじゃないかなあ。妻が作った料理にケチをつけてるわけじゃなくて、子どもの頃からついついやってしまうんだと思う。この夫にとっては、食事がさらにおいしくなる、ちょっとした幸せアイテムが紅生姜なんだと思うよ。
ふなっしー(以下、ふ) 言われてみれば、ふなっしーも何にでもごま油をかけるなっし。なんだか安心するなっし〜。
た そういえば大学の時、学食にミートソースおばさんと紅生姜おばさんっていう2人がいたなあ。どんなメニューを頼んでも、最後にミートソースと紅生姜をかけてくれるんだよね。特に生姜は体にいいからって、カレーにもスパゲッティにも紅生姜をたっぷりかけてくれるの。
ふ 確かに、生姜は体にいいなっしな! 「せっかく私が工夫して作ってるのに」って思うなら、最初の一口だけは紅生姜をかけずにそのまま食べてもらうっていう約束をすればいいと思いますなっし。
た お互いに妥協点を探るってことだね。それだと夫婦円満かも。それか、もういっそのこと紅生姜を手作りしてあげるっていうのもいいかもよ。もしくはいろんなメーカーの紅生姜を一緒に食べ比べるとか。せっかくならこの人も紅生姜をとことん楽しんじゃったほうがお得だと思うな!
【たいっしー&ふなっしーにあなたのお悩みぶつけよう!】
『クロワッサン』1078号より
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