【ガス停止編】防災アドバイザーに教わる最新、防災アイテムリスト。
大規模災害が発生すれば、電気やガス、水道といったライフラインが寸断され、復旧まで時間がかかることに。慌てないよう自宅の備えを充実させておこう。
防災アドバイザーの高荷智也さんがアドバイス。
防災アドバイザーの高荷智也さんがアドバイス。
撮影・津留崎徹花、黒川ひろみ、中村ナリコ イラストレーション・中島陽子 スタイリング・白男川清美 文・一澤ひらり
【ガス停止】
温かく飲む、食べる。暖かく寝る。
その幸せは何物にも代えがたい。
カセットこんろ
非常時の加熱調理はこれしかない。「被災時には温かいものを食べるだけで心の緊張がほぐれます。屋外で使えるタイプであれば可動域が広がります」。
カセット ガスストーブ
冬にガスが止まれば防寒対策は必須。「石油ストーブがない場合は、カセットガス1本で暖を取れるストーブがあると便利です。これは軽量でコードレス、燃料交換も簡単で、しっかりと足元が暖まります」。
ガス予備
カセットガス1本の燃焼時間は、3.5kW(3000kcal/h)のカセットこんろの場合、強火で約1時間(最大火力での連続燃焼時間)。気温にもよるが、1週間で2人分のガスは7~10本は必要といわれている。使用期限は約7年なのでローリングストックしよう。
クッション寝袋
寒さから逃れるには寝袋も重宝する。「これは防災機能に特化し、内側には貴重品ポケット、枕を内蔵、顔が隠せるフードもついていて、普段はクッションとして使えます」。
『クロワッサン』1076号より